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【県庁のしごとvol.2】地方の交流から国の交流へ 知事政策局(国際課)

こんにちは、採用担当のGです!
今週末、9月29日は高卒程度採用試験、氷河期世代を対象とした採用試験の一次試験です。
受験する皆さんとお会いできることを楽しみにしています😉
まだまだ残暑が続きますので、体調にはお気をつけて!気温の変化に対応できるよう、試験会場へは軽装でお越しください。

さて今回は、皆様から好評をいただいた(と期待している)一般行政・一般事務のお仕事シリーズ、第2回目!!

今回は「知事政策局」のお仕事についてのご紹介。
知事政策局国際課で働いているKさんに、仕事内容や県職員を選んだ理由などを根掘り葉掘り教えていただきます!
国際課って格好いい響きですよね…。「国際課で働きたい!」っていう職員や受験者さんも多い印象ですが、実際はどんなお仕事をしているのでしょうか?わたし、気になります。

それではKさん、よろしくお願いします!



1 はじめに

私は知事政策局国際課で、主に中国との交流を担当しているKと申します!
新潟市東区出身、入庁12年目です。本庁で2年間、佐渡で3年間、そして国際課に配属されて今年で7年目になりました。国際課での最初の4年間は、新潟県と友好関係にある中国の黒龍江(こくりゅうこう)省で研修を行っていました。

このブログを読んでくださっているのは、県職員に興味を持っていただいている方が多いかと思いますので、まず、私が県職員になろうと思った理由をお伝えします。
高校時代、友人と進路の話をすると、「高校を卒業したら県外に出たい!」と考えている人ばかりで、県内大学への進学と県内での就職を目指していた私は、「そんなに新潟が嫌なのか」と悲しくなりました😭
悲しいと同時に悔しいという気持ちも生まれ、その時に、
県職員になって、新潟県で生きたい!新潟県に行きたい!と思ってもらえるような新潟県をつくりたい!
と考えるようになり、県職員を志望しました。

これまでの仕事で、県内各地へ出張に行ったり(ついでに美味しいご飯も食べたり)、人生で一度も行ったことのなかった佐渡で勤務したり(ついでに野球、マラソン、卓球、スキューバダイビングをしたり)する中で、自分が知らなかった新潟県の魅力✨に触れることができました。これは県職員だからこそできた経験だったと思います。


プライベートではアルビレックス新潟を応援しています!


2 知事政策局の仕事について

さて、私の所属する「知事政策局」ではどんな業務をしているのか、名前だけではなかなか想像がつかないかもしれません。
端的に言うのが難しいのですが、県の重要政策の企画立案や広報、地域振興、デジタル改革、国際交流、首都圏での情報発信など、幅広い分野の業務を行う部門、といったところでしょうか🤔
県では、県政運営の総合的・基本的な指針となる「新潟県総合計画」を定めていますが(現在改定に向けた作業中です)、計画で掲げた目標を達成するために必要な施策を、県庁内の他の部門と一緒に検討しています。

3 国際課について

国際課では、外国との交流の推進や、北朝鮮による拉致問題の解決に向けた取組などの業務を行っています。また、外国人の国際交流員(CIR)が5名おり、海外からのお客様とお会いする際の通訳や文書の翻訳、県内各地での「国際理解出前講座」などを担当しています。

 ↓CIRの紹介

国際課の業務には、担当する国・地域が違っても共通する業務があり(表敬訪問や海外出張など)、課内で知恵や経験を共有して問題を解決しています。時に集中して机に向かい、時に打合せテーブルで熱く議論を交わしていますが、休憩時間に雑談をしたり、仕事終わりには時々有志で飲みに行ったりするなど、日頃から話しやすい関係が築かれています🤝

4 自分の仕事について

国際課に配属になった年の8月、私は中国・黒龍江省に飛びました🛫
まずは現地の大学で、いろいろな国から集まった留学生と一緒に中国語を学び、その後は現地政府機関で研修を行いました。派遣先の仕事はもちろん、新潟県の知名度向上に向けた仕事も行いました(現地のマスコミから中国語でインタビューを受けることも😮)。
研修と現地での生活を通じて、語学だけではなく、日本と中国の仕事の進め方や考え方の違いを学び、ニュースやインターネットの情報だけでは知ることのできなかった、リアルな中国を体験することができました。


現地メディアのインタビューで新潟県産米のPRをしました(緊張で表情が硬い…💦)


黒龍江省の冬の風物詩「ハルビン氷祭り」の氷像。全長約500mの氷の滑り台もあります。


派遣研修が終了してから、私は
・黒龍江省をはじめとする中国との交流事業の実施
・新潟にある中国総領事館との連携事業の実施
・中国にある新潟県事務所の運営(予算管理など)
・文書などの翻訳(日本語→中国語or中国語→日本語)作業のチェック
    
などの業務を担当していますが、研修で得た人脈、考え方、中国語が、日々の業務に活きているなと感じています。

中国駐新潟総領事による知事への表敬訪問の様子。県と中国との友好交流の推進につながります。



中国のCIRと翻訳作業の打ち合わせ。元の言語の意味が正確に伝わるように気を配ります。

5 自分の仕事のやりがいや魅力について

日本と外国は、ある側面では友好、別の側面では対立というように、複雑な関係にあります。国同士の関係において課題は多くありますが、私たちが地方間の交流を盛り上げていくことが、両国間の交流を発展させる力💪🏽になります。
そのような大きな意味を持つ国際交流の仕事に携わることは、大きなやりがいであり魅力だと思います。

6 おわりに

  知事政策局と国際課の仕事について簡単にご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
一般行政は、いろいろな場所でいろいろな分野の業務に携わることになります。そこに魅力を感じて、県職員として働きたいと思ってくれたあなたを、県庁でお待ちしています!!


  日本と中国の架け橋となる活躍をしているKさん、めちゃくちゃ格好いいですね…!

  なんとKさん、もともと中国語が得意というわけではなく、国際課に配属されてから語学力を鍛えたとのこと。
  学習意欲と向上心さえあれば、入庁してからでもいろいろな分野にチャレンジしてキャリアアップできるのは新潟県職員の魅力ですね!
  身につけた語学力は一生モノの宝になると思います!
  Kさん、ありがとうございました!ますますのご活躍を期待しています☺

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