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ケアの必要な子供と向き合う-福祉行政職の仕事vol.2-

こんにちは、採用担当Aです!
昨日に引き続きよろしくお願いしますm(__)m

「福祉行政職」の仕事を紹介する2日間☀
本日は、地域機関にあたる長岡児童・障害者相談センターで働くOさんです!
先日、別の仕事で同施設を訪れた際に、ブログの執筆をお願いしていましたのでOさんにもご挨拶してきました。
このとき初めて施設に入ったのですが、入口で入館管理をおこなっており、自由に入室できないところなどはプライバシーへの配慮がなされているのだなと実感しました。
せっかくなので、普段どんな働き方をされているのか聞いてみたいと思います!
それではOさん、よろしくお願いします!



1 はじめに

はじめまして。長岡児童・障害者相談センターのOです。
私は市内の大学・大学院で心理学を学び、福祉行政の心理職として採用され、2年目になります。私が勤務する長岡児童・障害者相談センターでの仕事について、紹介します。

2 長岡児童・障害者相談センターについて

職員は現在児童福祉司が16名、心理判定員が9名、一時保護所の児童指導員が5名います。児童相談所では、虐待の予防や再発防止だけでなく、施設に入所した子どもを支援したり、虐待以外でも様々な問題で困っている子どもと親の相談にのったりしています。

奥にある薄ピンク色の建物が一時保護所です。新しく増築されました。

3 心理判定員の仕事

■ 子どもの話を聞く
何らかの問題で困っている子の話を1対1で丁寧に聞いていきます。でも、誰かにつれてこられ、自分ではこんなことで困っているなんてお話しできない子がほとんどだと思います。お話だけでなく、遊びや箱庭などを通してかかわり、少しずつ自分を出せる関係、話せる関係を作れるようにしています。定期的に会って1対1で遊ぶ中で自然と2人の関係性ができて、その中でポロっと気持ちをこぼしてくれることもあります。お話しの場面でなかなか座っていられない子もいますが、遊びや箱庭、描画には集中して取り組んでくれることも多いです。その中で気になることを聞いてみたりして、少しでもその子がどんな子か知ろうと心がけています。

施設内には遊び道具もたくさん

■ 療育手帳の判定
親子の支援だけでなく、知的障害のある方が持つ療育手帳の判定も、心理判定員の業務の多くを占めています。小さい子から大人までを対象に、知能検査や発達検査を行い、療育手帳を交付できるかどうか、判定します。

■ 電話対応
子どもとのかかわり方に困っている親からの相談電話や虐待の通告など、様々な電話が来ます。必要なことを聞き取ること、相談者に合った助言をすることはとても難しいですが、その都度先輩に相談しながら対応します。

4 子どもの立場に立つ

 心理判定員は子どもの立場に立って子どもの話を聞くことが中心になります。その子がどんな思いで生活しているのか、どんな思いから「困った」と言われる行動をとってしまっているのか、その子の立場に立つことを心がけています。例えば、癇癪を起こしてしまう子のケースでは、その子が言葉にできないけどそんなに怒るほど伝えたいことは何か、話を聞いて想像します。壮絶な体験をしている子もいるし、相手の立場に立つことはとても難しいですが、できるだけ意識しています。

5 困った時は…

 心理判定員の先輩はたくさんいるので、困った時は相談するようにしています。一人職場も多い心理職ですが、相談できる先輩が複数人いるのはありがたいです。定期的に心理判定員全員でのケース検討も行っているので、とても勉強になります。

月1回行われているケース検討の場面です。

6 相談しやすい雰囲気

 福祉の現場で経験の長い先輩もいれば若手の職員もたくさんいます。困った時に相談すると、とても親切にアドバイスしてくれます。相談に乗る仕事をしていることもあってか、みなさん優しく、職員同士でも行き詰った時は話がしやすい雰囲気です。数年単位で異動があるので、毎年新しいメンバーで仕事をしています!

7 さいごに

 児童・障害者相談センターの仕事は、毎日いろいろなことが起こって大変なこともたくさんありますが、その分とてもやりがいがあって、日々の業務が勉強です。
 
児童相談所の心理職というと、どんな仕事をしているのか少しイメージができたでしょうか?児童相談所の仕事に興味を持っていただけたら、嬉しいです。


Oさん、ありがとうございました!
対応が難しいこどもにも対して目線を同じにして接する姿勢には、私も見習いたいと思いました!職場内でもアドバイスがもらえる機会があるのはありがたいですね!
Oさんのこれからのご活躍を期待しています!

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