My LIFE TIME VALUE[第一話]涼風 渚 登場編
毎年、夫の実家に帰省してたことが
私にとっての「にいがた移住体験」でした
以前は「移住」というと、一部の人のものというイメージがありましたが、最近は新型コロナの影響もあって、「移住」がそれほど特別なものではないのでは、と感じ始めました。
そんな折、待望の2人目を授かることができ、今は安定期に入ったので、ゆっくりお家で過ごしています。このようなこともあり「便利な都会もいいけれど、田舎でのびのびと子育てするのがいいのかなぁ」と思うことが少しずつ増えていきました。
結婚してから、夫の実家のある「新潟県上越市」に毎年行くようになり、2年前に行ったときはそんな気持ちはまだ無かったのですが、今思い返すと、都会の暮らしと比べても、子どもを2人育てるには夫の実家のある新潟で暮らすことも選択肢かもと考えています。
夫の両親との仲は良好で、夫以上に大事にしてくれます。また、夫の実家は高田駅の近くで、お寺や神社、桜がきれいな公園なんかもたくさんあるんです。いつもふらっとお散歩したりして、とってもゆっくり過ごすことができます。お散歩をしてた時、ふと考えたことを思い出しました。「ここでみんなで暮らした時、子育ての環境ってどうなんだろう?」
・待機児童がほぼいないと言われている地方のほうが、子育てはしやすそうだ。
・子どもたちにとっての治安は、間違いなく新潟のほうがいいけど、教育面はどうなんだろう。
2人目を妊娠して考えるようになった
これからの家族が暮らすべき場所とは?
新潟への移住を1人で想像していた時期に、テレワークで家にいた夫の口からは、よくこんな言葉が漏れていました。
「こんなにテレワークが増えるともう通勤したくないなぁ。安心して働けて、家族みんなが気持ちよく過ごせる環境ってないのかな。」環境を変えたくなっていたのは夫も同じでした。
この前、久しぶりに夫の実家に行き、家族みんなで近くのお城にお散歩に行って、ゆっくりと過ごしました。その日は快晴で、空気も水もとても美味しくて、ここに住みたいなぁと感じました。
横浜に戻ってすぐ、私は夫にカミングアウトしました。
「2人目が生まれる前に新潟で暮らすのはどう?」って。
「家族の将来を思うと、にいがた暮らしのほうが楽しいんじゃない?」って。