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プライベートと仕事を両立して充実!公務員獣医師のお仕事 

こんにちは、採用担当Sです!
今回は、「公務員獣医師」の世界を覗いてみたいと思います。農林系の職場で獣医師として働くMさんが登場です。家畜保健衛生所のMさーん、お仕事の紹介をお願いします!


■公務員獣医師を選んだきっかけ

みなさんこんにちは。あるいはこんばんは。
私は家畜保健衛生所で働く獣医師です。
私は何よりも動物が好きで、中学生の時に愛犬を亡くしたことがきっかけで獣医師を志しました。
そのため、最初は小動物臨床獣医師を志していたのですが、大学入学後、インターンシップを通じて公務員獣医師の仕事を知り、魅力を感じたことと、「新潟県獣医師確保修学資金給付事業」にも惹かれたため、故郷の新潟で公務員獣医師として働く道を選びました。

■どんな仕事をしているか

皆さんが「獣医師」として想像するのはおそらく犬や猫などの診療と治療を行う「小動物臨床獣医師」かと思います。
一方、私たち家畜保健衛生所の獣医師は牛や豚、鶏など産業動物を対象としており、伝染病の制御を通じて畜産物の安全と畜産業を守ることを仕事の目的としています。
そのため、農家さんへ伺い、採血や検査を実施して感染症に罹患している動物がいないかチェックし、どのようにすれば病気の発生を抑制できるか、より生産性を向上させることができるかなどについて、獣医学的な観点からアドバイスを行います。

ただし、牛も豚も鶏も全く異なる動物なのでそれぞれ特徴を有し、採血の方法も発生する病気も違うので、多様な手技や知識が求められます💦


鳥インフルエンザに感染していないか検査するための採血です。鶏の血管は見やすいですが、非常に細いので注意して行わないと十分量の血液が得られません。

農場の方から鶏舎の構造についてお話を伺っています。獣医師といえど、いえ獣医師だからこそ、コミュニケーションは非常に重要です。

牛のヨーネ病検査のための採血を実施しています。個体によりますが、採血を嫌がる牛は少なくなく、500㎏以上の巨体で動かれてしまうと到底太刀打ちできません💦
いかに痛くなく、スムーズに採血できるかが獣医師としての腕の見せ所です。

豚熱予防のためのワクチン接種を行っています。当所管内でも多くの豚熱陽性イノシシが確認されていますので、養豚場での発生予防には気が抜けません。ワクチンテイクができるように、接種日齢の検討と適切なワクチン接種が非常に重要です。

■公務員獣医師の良いところ・残念なところ

大学の同期と今でも仲が良く、たまに連絡も取るのですが、その会話から見た公務員獣医師の良いところと残念なところを考えてみました。

・良いところ
何よりもプライベートが充実できるところ。平日は定時に退勤し、休日は心置きなく休み、趣味に没頭できることは良い点だと思います。私に子供はいませんが、お子さんがいる方にとっては子育てと仕事を両立できる最高の環境だと思います。
また、多様な経験や知識を得ることができる点も挙げられます。様々な団体が研修を企画し、それに参加できるため、他の団体が行っている研究や他県がどのような業績を有しているのか、勉強することができます。また、悪性家畜伝染病が他県で発生した場合には、応援に行くことがあり、その際どのような防疫対応をしているのか、実際に見て参考にすることができます。

・残念なところ
臨床の獣医師と比較すると、実際に経験できる症例の数が少ないと感じてしまいます。臨床獣医師の同期や企業で勤務している同期は毎日多くの症例を診て、経験を積んでいるようです。
また、やや給与水準が低い点も感じてしまいます。同期の皆は基本的に私よりも高い給与をもらっていますので、その点は少し羨ましく感じてしまいます。

■プライベートを紹介します

平日は基本的に17:15の定時に退勤し、土日祝は休みなので、プライベートは充実させることができます。私は競馬観戦が趣味なので、主に土日に開催されるレースをテレビや新潟競馬場、たまに遠くの競馬場に遠出して観戦をすることが多いです。
この間は京都競馬場で宝塚記念の観戦をし、甲子園で野球観戦もしてきました!


■ 最後に

読んでいただいてありがとうございました。いかがでしたでしょうか。
社会人は学生のころに比べて忙しく、あまり遊べない、プライベートが逼迫されるというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、公務員獣医師はプライベートも充実させることができると思います。
もし、興味をお持ちいただけましたら、是非一緒に新潟県で働きましょう!!


Mさん、ありがとうございました!
プライベートも楽しみながら、公務員獣医師として日々研鑽を積まれていたり、他県や他団体とのつながりを実感できる職場で、充実感にあふれていましたね。これからのご活躍を期待しています!

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