人事委員会ブログ(令和4年5月13日)“県職員ってこんなこともやってるんだー”シリーズ「早稲田大学マニフェスト研究所の人材マネジメント部会」
皆さん、こんにちは。
「とにかくブログが長い」でお馴染みの採用担当Tです。
いよいよ5月10日から県職員採用試験(大卒程度)の募集が始まりました。受験を予定している皆さんは大忙しの日々を過ごしている頃ですよね。私も最近、少しだけ忙しくしております。明るい未来をイメージしながら一緒にがんばりましょう。
さて、試験勉強や就活でお疲れ気味の皆さんにとって、少しでもモチベーションUpや気分転換につながるブログにしたいな…と悩んだ末、今回は「新潟県職員ってこんなこともやってるんだー」シリーズ第1弾でいってみようと思います。私が今年度参加している「地域経営をリードするための『人材マネジメント部会』(早稲田大学マニフェスト研究所)」が今回のテーマ。
人材マネジメント部会とはなんぞや
皆さんご存じでしょうか。恥ずかしながら私は、数年前まで知りませんでした💦どんなものかというと、地域・住民のための「自治体」を目指し、全国の自治体職員が研究生として参加する研究会です。各団体から原則1チーム3人で参加し、他団体の仲間とともに活動します。所属団体を地域経営推進型組織・人材へ変革していくシナリオを研究し、経営層への提言・実践まで年間を通して取り組みます。
👀興味のある方はリンク先をご覧ください👀
👉人材マネジメント部会とは
実は新潟県庁、平成18年からこの部会に参加していて、今年が17期生になります。「県庁の公務員って前例踏襲で淡々と事務仕事やってるだけでしょ」というイメージをお持ちの方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、県庁って結構「県庁の人・組織ってこのままで大丈夫?」という問題意識をずっと持っているんです。県民の皆様により良い行政サービスを提供できるように、県庁の人・組織も変わっていかなければなりません。
今年、色んなご縁があって、人材育成や組織・業務改革を担当する2人の仲間とともに私も勉強させていただく運びとなりました。
大型連休前に第1回研究会に参加してきましたので、その時の様子&所感を少しご紹介します。
第1回研究会、盛り上がりました!
第1回研究会は、東京・仙台・福岡会場、そしてオンライン参加の
うちから会場・日程を選択して参加します。
我が新潟県チームは、東京会場@早稲田大学にエントリー。
私たちが参加した会場には、全国各地10余りの自治体から約30人の研究生が集合。スタート時点から各団体メンバーがバラバラにグループ分けされた席に座ることになるので、いきなり懐かしい緊張感を味わいました💦でもそこは、さすが全員が同じ自治体職員!自然に自己紹介や共通する仕事の話が始まって、研究会開始前にも関わらず、すぐにあちこちから笑い声が聞こえてきました😃
そんななかで、幹事団が登場。自治体職員や民間企業など多様な経歴を有する超豪華な幹事団の皆さんから、部会の目的や自己紹介、そして熱い思いが語られます。
その後は、グループごとに様々なテーマで対話を繰り返し、要所要所で幹事団からのコメントを受けながら、みんなで「考える」と「話す」を繰り返します。
「Society5.0を踏まえて10年後の地域ってどうなってる?」「社会状況が刻一刻と変わっていくなかで現状を放置すると訪れる“成り行きの未来”はあるべき姿なのか?」などなど、話題は色々。「この部会は、教えてもらうのではなく、『自ら考え、見つけ出す場』」とされているだけあって、研究会で私たちが話し合うことには基本的に正解がなく、幹事団からも視点や考え方のヒントが与えられるだけ。頭と口と手をフル稼働させているうちに、あっと言う間に一日が終わりました。
研究生1か月目の今の気持ち
今月下旬に第2回研究会を控えている今、正直頭の中はカオス状態…。自分のやるべきこと、やりたいこと、できることが混沌としています。そんな中でも、この研究活動を始めて約1か月の間で、特に心に残っている幹事団の言葉をご紹介して終わりたいと思います。
「あるべき姿」や「目的」をまずしっかり考えること。「手段」はその後。
すぐに「手段」ばかり考えてしまう私は、悪いクセを鋭意矯正中です。受験者の皆さんも試験勉強をもう辞めたくなったとき、一度立ち止まって「何のためにこんなに勉強頑張ってるんだっけ…」「なんで県職員目指してるんだっけ…」と原点に戻ってみると、もしかしたら、少し視界が開けるかもしれません。
皆様からいただいた税金で研究会に参加していることを忘れてはならない。
県職員の仕事は、内部的な業務や今回のような研究会も含めて、全てが県民の皆様に繋がっているし、繋げなくてはなりません。研究会で言われた「今皆さんがここに参加している一分一秒に税金が使われていることを忘れてはダメ!皆さんには、ここで学んだことを県民の皆さんに還元する義務がある!」という言葉は、今も私の中に響いています。
自分一人で変えようとしなくていい。声をあげて仲間を集めることが役割。
色々な場面で幹事団から伝えられるこの言葉は、リーダーシップや特別な能力が皆無の私にとって救いでした。自分一人で大きなことはできなくても、仲間を集めるために声をあげることはできる。新潟県の“あるべき未来”を目指して一緒に踏み出す仲間。このブログを読んでくれている未来の県職員の皆さんとも、いつかそんな“仲間”になれることを願っています。
↑【第1回研究会後の集合写真】志を同じくする仲間たちと
(新潟県チームは右上の方にいます。)
※撮影時のみマスクを外しています。