人事委ブログ【福祉保健シリーズ】福祉行政編「いつもありがと」
先週からスタートした【シリーズ福祉保健】。今回も福祉行政職Sさんに今まで仕事をしていて印象的な「言葉」ってありますか?と聞いてみました。
いつもありがと
私は福祉行政職の心理職員として働いています。現在は、児童相談所の心理判定員として主に子どもの話を聴く仕事や療育手帳の判定業務等をしています。日々の業務の中で印象に残っている言葉があるので、エピソードをご紹介します。
いつも無表情で、受け答えもさっぱりとした小学生の女の子を担当に持ち、定期的に面接をしていました。「面接には嫌々来てるのかな~」「大人と1対1でじっと座って話をするなんて、きっと子どもにとっては退屈よね」と内心思いながら、でもこの子の困りごとが少しでも良い方に向かうようにと思いながら日々かかわっていました。
担当して半年が経った頃、突然お手紙を書いてきてくれました。理由は教えてくれませんでしたが、私への感謝の気持ちと労いの言葉が書かれていました。そんな風に思ってくれているなんて想定外で、そしてお手紙にしてくれるなんてもっと想定外でびっくりしたと同時に、とても嬉しく思いました。
福祉職は、相談者の生活が安心安全でより良いものになるように日々励んでいるのかなと思います。そんな中で感謝を伝えられる出来事があると、とてもあったかい気持ちになります。
心温まるエピソードをありがとうございます。児童相談所で心理判定員として仕事をしているSさん。先週のTさんともまた違った仕事をしているということで、いくつか質問してみました!
福祉行政職 Sさんのしごととは?
子どもとの面接
面接室のうちの1つ、箱庭室の写真です。小さなフィギュアがたくさん並んでいます。砂の上に好きなフィギュアを置いて、自分の世界を自由に作ってもらう道具です。これも心理療法のうちの1つなんです。面接というとお話しするだけのように思われるのですが、一緒に遊んだり箱庭を作ってもらうことも面接の一環です。
こちらはPR室の写真です。この部屋では、豊富なおもちゃで子どもに遊んでもらい、のびのび過ごしてもらいます。子どもの行動を観察する目的もあります。私も子どもと一緒に遊んで楽しんでいます。最近はシルバニアやボードゲームが人気です。
電話対応
虐待通告や相談の電話がかかってくることもあります。緊急性の高い電話を取ると、周囲の先輩方が気付いてサポートしてくれます。心強いです。
Sさんの職場はどんなところですか?
私が所属する課には、パワフルでバリバリ仕事をこなす方や、穏やかだけど内に秘めた情熱のある方、仕事を完ぺきにこなすけどとっても話しやすい方等々、それぞれカラーのある先輩方がいます。とても楽しく、協力し合える雰囲気の中で仕事をしています。皆さん仕事と家庭を両立されていて、すごいなあと思っています。
Sさん自身が仕事をするうえで大切にしているポリシーやアイテムはありますか?
ポリシーかわかりませんが、自分が好きなものやお気に入りのものを身に着けるようにしています。日常的に使う物がお気に入りのデザインだとテンションが上がります。しかもキャラクターデザインは子どもから興味を持ってもらえて、話題が広がります。最近好きなキャラクターは「コジコジ」です。なかなか売っておらず、見かけた方は是非教えていただけると嬉しいです☺
最後に採用担当から
Sさん、ありがとうございました!
初めてSさんにお電話した時の明るい声が個人的にとても印象に残っています。
明るく、そして子どもたちに優しく寄り添うことでたくさんの子どもたちの心の拠りどころをつくっているのではないでしょうか?そして、専門職の皆さんはやはり、直接感謝を伝えてもらえた経験が印象的で、それがやりがいを感じる瞬間という方が多いですね。
次回は、今週から職員インターンシップ制度により採用担当で仕事をしているTさん(私Tの同期)がお送りします😊職員インターンシップ制度…?という方!ぜひ、ご覧くださいね。お楽しみに!