空飛ぶ警察~大空を見上げて~ ‐航空整備士の使命‐
採用担当Kです。大卒程度の採用試験も二次試験が終了し、あとは合格発表を残すのみとなりました。
面接官も受験生の皆さんと真剣勝負の毎日だったようですが、皆さんの想いとこれまでの頑張りはしっかり受け止めさせていただきました!受験いただいた皆さん、大変お疲れ様でした!
最終合格発表は8月7日(水)午後4時です。まだまだ緊張は続くでしょうが、しばしの間、これまで努力してきた自分を労いながらお待ちくださいませ。
今日は警察本部で活躍する航空整備士をご紹介します。警察官でもない、パイロットでもない、違ったプロフェッショナルの姿がここにあります。
私は悩んだり、物事に行き詰まったりした時は空を見上げます。そうすると悩みがちっぽけに感じられ心が晴れる気がするからです。私たちはそんな広い空からヘリコプターに乗って県内の治安を守っています。
現在、新潟県警察の航空隊で技術職員である「航空整備士」として働いています。
皆さんは航空整備士と聞くとどのような仕事を想像しますか?
飛行機で旅行に行く際に、窓から外を見ると手を振ってくれている人も同じ整備士です。ですが、私たち県警の航空整備士は、ただヘリコプターを整備するだけではなく、とても幅広い仕事をしています。
航空整備士の仕事
航空整備士の本来業務
飛行時間に応じて点検整備を行います。ヘリコプターの種類ごとに資格を必要とし、私も次の資格取得を目指し、日々の作業に励んでいます。点検は1日で終わる作業もあれば、数か月を要する作業まであり、一つのミスが事故に繋がるとても責任のある仕事です。
整備作業で使用するマニュアル類は全て英語です(これが大変なんです、、、)。
・ホイストオペレーター
ヘリコプターに同乗しホイスト装置(救助用ワイヤー)の操作を行い、人命救助活動をします。上空での空中停止は目標物がなくとても難しく、この活動中の細かなヘリコプターの誘導は整備士の仕事です。また、降下する救助員の最終安全確認も整備士が行います。
このように、操縦士や救助員との連携がとても大切です。
ヘリテレカメラマン
機体に装備された高性能カメラを操作し、犯人追尾や災害現場の撮影、実況アナウンスも行い状況を地上へ伝達しています。最近では、新潟で行われたG7サミットでも活動しました。
このように、航空整備士の役割は、ヘリコプターの整備だけでなく多岐にわたりますが、一つ一つが皆さんの安心安全、さらには人命に関わる仕事なので、とてもやりがいを感じています。
仕事をする上で大切にしていること
【心は熱く、頭は冷静に】
人命に関わるからこそ冷静な判断が求められます。
【クルー間での信頼関係】
安全な運航には、高いチームワークが求められます。普段からコミュニケーションを積極的に取り、実際の現場では互いに連携しながら活動しています。
【やるときはやる、休むときは休む】
仕事をする上で、ON/OFFの切り替えを大切にしています。人命に関わる仕事ですので、活動中は緊張感があり精神的にも肉体的にもきつくなるので、休みの時はリフレッシュするようにしています。私は甘いもの(特にプリン)が好きなので、休日はカフェに行ったりして英気を養っています。
さいごに
県警航空隊の活動は多岐にわたり、日々刻々と状況が変化していく中で仕事をしています。最後に、私が以前、警察職員から聞いて心に留めている言葉を紹介します。「警察はその人の命だけでなく、その後の人生も助けている。」です。救助活動を通して助けた方の命は勿論ですが、その方がこれから歩む人生、その方がこれから関わっていく人の人生も助ける。そんな仕事なのです。
これから、ヘリコプターの音が聞こえたら空を見上げて見てください。私と同じように心が晴れるきっかけになるかもしれません。
これからも、安心安全な新潟に空から貢献できるような仕事をしていきたいです。
かっけぇ....。ヘリコプターは民間などでも運航されていますが、警察での仕事は一味も二味も違いますね。まさに使命感・正義感で飛んでる、飛ばしている、そんな印象です。そして警察の仕事の幅広さを改めて実感しました。
そんな航空整備士は、現在選考考査の受験者募集中!!!
なかなか受験資格に該当する方は限られているかもしれませんが、新潟を守る空のプロフェッショナル達の仲間に加わりませんか。
■申込期間:~8月21日(水)
■考査日:9月7日(土)、8日(日)(※受験者多数の場合のみ8日も実施)
■考査科目:SPI3、適性検査、面接試験
詳細はこちらから(募集案内ページへ)