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県の仕事・職員を知る「1dayインターンシップ」を開催しました!(令和5年3月27日)

春の訪れを感じると同時に花粉の季節もやってきました。花粉症の私にとってはマスクが手放せない状況😅一方で3月13日からマスクの着用は個人の判断となり、新型コロナウイルスの影響により人と会う機会が減っていた環境から、社会の対応の変化を感じます。

■試行錯誤の始まり

県では毎年3月に就職採用活動の情報解禁に合わせて、県の業務内容の説明として、「県職員セミナー」を開催しています。
コロナの影響でこの2年間はオンラインのみで実施しており、ウェブ上で業務概要や試験情報をお届けしていました。
今年は、オンラインに加えてリアル開催の場を再開し、実際に働いている職員と話せる機会を作って、参加される方の目的に合うよう、違う角度からのプログラムを用意しました。
オンラインのみでも実施はできますが、アンケート結果からも職員と直接話せる機会があると良いとの声も頂きますし、説明する立場としましても直接顔を合わせて話せる方が純粋にやりがいを感じます。
今回のブログでは、プログラムの一つとして3月20日、24日にリアルで開催した「1dayインターンシップ」を紹介したいと思います!

■より具体的な内容を伝える場はないか?

私自身、県職員として働き出してから異動すること6部署を経験しました。それぞれ違う分野で働いており、これまでの経歴を改めて振り返ってみますと県の業務は本当に多岐に渡るなぁと感じます。
セミナーなどで県の業務概要の説明を行った際の質問でも
・具体的な仕事内容や進め方、県が抱えている課題は何か
・どんな職員が働いていて、職場の雰囲気はどんな感じなのか知りたい

などがあり、より具体的な内容への質問を頂きます。
その際、私の経験を踏まえて出来るだけお伝えしていくのですが、実際に働いてみないと実感しにくいところも。
これらの説明だけでは伝えきれない疑問に応えられる場を作れないかと思って企画したのが今回の1dayインターンシップです。

■よりリアルな情報をとどけるには?

まず考えたのは、リアルな情報をお届けすること。現在、県が抱えている課題は何か、そしてどんな取り組みを行っているのか、具体的な話を提供できるようにすることでした。そのため、選択した手法として課題解決型のワークショップ。学生の興味関心のある分野について担当部署の職員から参加してもらい、実際に取り組んでいる内容を話してもらうこととしました。今その職場で働いている職員から話してもらう、このリアルさを大事にしました。もちろんその職員が担当部署の業務を全て行なっているわけではありませんので、ご自身の経験も踏まえて、政策への一つの切り口として担当している業務内容をお伝えするものになります。

新潟会場での説明の様子
仙台会場での説明の様子

■職員の雰囲気を知ってもらうには?

次に考えた点は、県庁に入るとどんな職員と接するのか、そしてどんな職員になっていけるのか、この少し先のビジョンを持ってもらうことでした。そのため、参加者と年の近い若手職員からイベントに加わってもらい、一緒に行うワークを通じて直接話せる機会を作りました。
ワーク中だけでなく、休憩やお昼の時間にも職員が会場内にいてもらえたため、話ができる環境もあり、参加者は職員のオンオフの雰囲気を感じることができたのでは。この辺りはリアルならではですね。

■より県の仕事を理解してもらうには?

参加者には当日与えられる課題に対して、一日を掛けて、グループメンバーやメンター役の担当職員と解決策を練っていき、最後に全体で発表を行なってもらいました。発表に至るまでの過程を経験してもらうことで、どんな職員が働いているのか、どのような考え方で業務を進めているのかを実体験する場としました。また、グループワークの途中には、メンター役となった職員全員からそれぞれの担当業務やこれまでの経験談などを話してもらい、他の職員がどんな人なのか、また他グループの課題についても学べる場を設けました
複数のテーマを課題として設けましたが、それ以上に県には多くの業務があり、今回で紹介できるのは一部になってしまいます。が、参加者がより多くの具体的な事例(参加者が、より興味関心をもってもらえるような)を聞くことで、こんな仕事をしているんだ!こんな職員も働いているんだ!と感じてもらえるよう心がけました。これをきっかけに県が行う他の業務にも関心が広がると嬉しいです。

■みんなが幸せになれる方法はないのか?

そしてもっとも大事にしたのが、関係者全体の幸せ。
・参加者(県業務や働く職員を知ることができる場)
・職員(新たな発想の吸収と自身の経験の棚卸しの場)
・運営者(学生の疑問に対して答える場)
の3者がやって良かったと思えるような場にすること。
今回、1dayインターンシップの名称で、実際に県が抱えている課題に対して担当部署の職員と課題解決型のワークショップに取り組んでいくというやり方は初の試み。
せっかくこのような場にするのであれば関係してくれた方が全員に得るものがあり、良かったと思える場を作りたいと思い計画。
ただ、初の試みだったため運営面では現場合わせになってしまう点があったり、メンター職員には若手職員ながら担当部局全体をみた課題設定をしてもらい資料作成してもらったことなど、多くの協力を得ながらの実施となりました。
それぞれの立場で苦労はあったと思います。一方で、実際にやってみて、参加者から「職員の皆さんが明るくて優しく、エネルギッシュであることに驚き、良い意味で県職員に対するイメージが変わりました」との声をいただきました。メンターとなった職員も達成感を感じたのではないでしょうか。

新潟会場でメンターを務めた職員

■最後に

遠方より時間を作ってイベントに来ていただいた参加者の皆様
メンター役として多くの協力をしていただいた職員の皆様
担当部署として職員を送り出して頂いた関係者の皆様
目標とした幸せを皆さんが感じてもらえたらと願うばかり。この場を借りまして皆様に感謝をお伝えしたいと思ってます。本当にありがとうございました!
今回のブログでは企画までの考え方などをつらつらと書かせてもらいました。反省を踏まえて、今後の企画運営に活かしていき、皆さんにより良い情報を届けられるよう工夫していきたいと思います。
今後も情報をお届けしていきますので、引き続きブログを見てもらえるとありがたいです!

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