My LIFE TIME VALUE[第一話]綾小路 絆良 登場編
フリーターで30代を目の前にして自分の暮らしってなんだろう?って
私は、以前保育士として働いていましたが、今はフリーターとして何となく過ごしています。特に大きな不満もないのだけれども、30歳を目前に暮らす場所を変えたいなというか、単なる引っ越しというよりか、もっと自分の理想の暮らしができる場所があるのではないかと考え始めました。
10年後の自分の姿を想像して、もっと「暮らす場所」を選ぶべきなんじゃないかって思うようになりました。
・もっと自然の近くで過ごす時間を増やせないだろうか。
・何気なく過ごしてきた20代は自分らしく生きてきただろうか。
・好きなのはバイクツーリング「一人旅」。田舎の暮らしの方が自分に合っている気がする。
飲み会のときに保育士時代の同僚とお喋りしていたら、その同僚が新潟県出身ということもあって、ひょんなことから新潟の魅力を伝えるオンラインセミナーを見ることになりました。そこで、私と同じくらいの年齢で、首都圏で知り合った社長さんの創業を機に「新潟県三条市」へ移住した女性が話していて、なんかその女性が自分らしくキラキラしてて。私は、もともと一人旅で神社巡りするのが趣味で、新潟も好きで去年は彌彦神社に行って、その女性が住む三条市もバイクで通ったから、何となく身近に感じてしまったんです。
自然と触れ合う自分の日常が「想像できる」。
会ってみたい人ができた。
結論からいうと、その後、私はそれからわずか1か月の間に、オンラインセミナーで見た女性に会いに行って、新潟へ移住しました。自分の人生、自分が創造。縁のあった新潟県に移住することは移住というほど大袈裟な感じでもなくて、「ここで暮らしたいな」と思ったのが新潟だったので、私にとっては自然なことでした。
・「水がおいしい」「お米が美味しい」「日本酒が美味しい」
・SNSでつながった海岸線ツーリング仲間がみんなやさしい
・東京よりもゆっくり自分と向き合うことができそう
はたから見たら軽い気持ちで移住を決めたと思われるかもしれません。でも、私は別にそれでもいいんじゃないかなって思うんです。
海も山も近くにあって、自然豊かな暮らしができる。大好きな神社の数も日本一なんてビックリ。たった一度の人生、楽しくてたくさんの好きなものに囲まれる暮らしが、やっぱりいいなって。
きっと、自分の人生を想像したらそれが一番自然な答えだったのだと思います。私は、新潟での暮らしに「憧れた」のではなく、「恋」したんだと思います。