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【県庁のシゴトvol.4】市町村の公正な制度運営に貢献する!総務部市町村課

皆さんこんにちは!採用担当Aです。
新潟県庁の知られざる一般行政・一般事務職のしごとを紹介していくこのシリーズ。
今回は総務部です。

総務部は、組織全体の事務を取りまとめる機能が集約されていて、組織運営のために欠かせない役割を担っています!事務職の人がメインで配属されますので、県職員になると関わる機会も多いかもしれません。組織図をみてもぶら下がる課の数も多いですね~。
今回は数ある課の中から、市町村課をご紹介します!
皆さん県内にはいくつの市町村があるかご存じですか?

答えはブログの中に記載されていますが、その市町村の取りまとめを行っているのが市町村課。(名前そのままですねw)
行政サービスを向上させていくうえでも市町村と県の連携は欠かせません。
そんな市町村課の業務を採用2年目のSさんに聞いてみました!
Sさん、よろしくお願いします!



はじめに

私は総務部市町村課2年目、税政班のSと申します!
今年で入庁2年目のひよっこですが、その分、県庁職員の仕事について率直な意見をお届けできるかと思うので、ぜひご覧になってください!
 
まず始めに私が県職員になろうと思った理由をお伝えしたいと思います。
県職員を選んだ理由をシンプルにいうと、「色々な仕事を経験してみたい!」と思っていたからです。

学生時代に参加した新潟県庁主催の業務説明会にて、「県職員の仕事は多種多様で、人事異動があると転職したのかと思うくらい全然違う仕事をする(こともある)」というお話を聞き、私の中でそれが強く印象に残っていました。
私は、学生時代から農業・教育に関心を持っていたため、どちらの分野にも携わりたいと思っていました。それに加え、県全域に関わる大きなスケールで、色々な分野に触れながら仕事をしたいと思っていたので、県職員を志望しました。
  
さて、色々な仕事を経験してみたいと息まいていた私でしたが、いざ入庁してみた最初の感想は、、、「1担当者でも仕事の幅が広い!!」でした。
後ほどもご紹介しますが、私は市町村課という部署で「税」に関する業務を担っています。一口に税とはいっても、税金は種類豊富ですし、毎年税制度の改正があるため、仕事の全容を把握するにはなかなか骨が折れます😢 また、市町村から法律の解釈を問われる機会も多く、「税難しいっ!」と思いながら仕事をしています(笑)
県全体の仕事が幅広いのは認識していたのですが、担当業務まで幅広いとは想定以上でした💦

と、ここまで読んでいただいた方の中には、「県職員の仕事って難しそう」、「県職員の仕事についていけるかな」と不安に思った方もいらっしゃるかもしれません。

ご安心ください!!
新潟県ではサポーター制度(1年間先輩職員が新採用職員の業務サポートをしてくれる制度)や副担当制度(主担当以外の職員が主担当の仕事をサポートする制度)があります!!!
業務を1人で抱え込むことがないよう、周りからのサポートがありますので、安心して県職員を志していただけると嬉しいです😊私も隣に座っているサポート役からアドバイスをもらいながら働けていますので、想定以上の仕事ができています!

総務部市町村課のしごとについて

私のいまの所属は「総務部市町村課」です。市町村課は、「税政班」、「財政班(理財担当)」、「財政班(財政担当)」、「行政班」、「選挙係(選挙管理委員会)」の5つの班に分かれており、市町村の行政・財政・税政・選挙に関する制度運営上の支援を行っています。
市町村課は、県庁内の部署とやり取りをする機会は少なく、市町村の名を冠するとおり、市町村と連携して業務を進めることが多いです。

私は、5つの班のうち、「税政班」に所属しており、市町村の課税(税金を課すこと)・徴税(税金を徴収すること)に関する調査の発出・取りまとめや、市町村からの税制度に関する照会(問合せ)への回答などをおこなっています。

また、私の所属は税政班ですが、国政選挙や県知事選挙などがあると、応援職員として、選挙管理委員会の仕事に携わることがあります。このブログを書いている今現在も、第50回衆議院議員総選挙が開催されるため、応援職員として頑張っています~

第50回衆議院議員総選挙に係る会議の会場設営の様子です。

自分のしごとについて

私が所属している税政班の仕事について、少しだけご紹介します☺
私が担当する仕事は大きく分けると、(1)固定資産税の償却資産に関すること、(2)普通交付税の算定に関することの2つです。

(1)固定資産税の償却資産に関すること
固定資産税とは固定資産(土地・家屋・償却資産)の所有者に対して、その資産価格などに応じて市町村が課す税金です。私はこの固定資産税のうち、「償却資産(船、機械、工具など)」に関することを担当しています。
また、償却資産の中には、2つの市町村にまたがって所在するものがあります。こうした償却資産については、税政班が償却資産の実地調査などによって資産価格の評価を行い、その結果を市町村に通知(お知らせ)しています。私はこの実地調査の事前準備(勉強会の開催など)から、調査の実施、そして調査結果の取りまとめまでの一連の業務を担当しています。

実地調査の事前勉強会の様子です。固定資産(償却資産)の所有者を訪問して調査を行うため、入念な準備が必要です。

(2)普通交付税の算定に関すること
普通交付税(交付金)は、どの地域に住む国民にも一定の行政サービスを提供できるよう、国から地方公共団体(市町村など)に対して交付される資金のことをいいます。
また、この普通交付税は複雑な算定式で交付額が決定されます(詳細は割愛させてください😭。)市町村課では、市町村に交付される普通交付税の算定業務に加え、算定された普通交付税が正しい方法で計算されていたかを確認するため、市町村役場に赴き、調査を行っています。

仕事のやりがいについて

市町村課の仕事のやりがいは、市町村の公正な制度運営に貢献できることだと感じています。県内には計30の市町村がありますが、市町村によっては、新たな制度の創設、職員の不足などによって運営上、困りごとが発生することがあります。   
市町村課の仕事は、そういった困りごとの受け皿となるべく、市町村からよせられる照会や意見に耳を傾けると共に、県民の皆さまがどこに住んでいても公正なサービスを受けることができるよう、市町村の制度運営について共に責任を負うことだと思っています。

プライベートについて

私は幼少期から恐竜が大好きで、県内で恐竜という名のつく展覧会があれば必ずといっていいほど吸い寄せらせています😊 入庁してからの2年間でも、少なくとも3つの企画展を訪れています~

村上市の笹川流れに恐竜岩があると聞き、やってきました。右奥手を頭と見立てれば、雷竜に見えなくもないかも!と思って写真を撮りましたが、どうやら恐竜岩ではなかったようです(笑) 興味のある方は本物を探しに村上市まで足を運んでみてください♪

最後に

県庁職員に限らず公務員の仕事には、サービスの利用者(=県民の皆さま)に対して、決まったサービスを一律に提供するという側面があると思います。
そのためその地域に住み続ける限りは、その自治体が提供するサービスを受けることになります。
県庁職員の使命は、より多くの県民の皆さまのニーズを満たし、新潟県に住んでいてよかったと思ってもらえるよう尽力することだと思っています。幅広い視野で皆様のニーズを汲み取れるよう今後も頑張っていきたいと思います!

最後までご覧いただきありがとうございました。


Sさんありがとうございました!
税の業務に加えて、選挙管理委員会での業務と、幅広い仕事に携われているのですね!
ブログを執筆していただいたときは選挙の準備期間中で忙しい時期だったと思うのですが、「Sさんがメインに映っている写真を撮らせてください!」とのお願いにも、笑顔で快く応じていただきました!(ブログトップの写真です)
お忙しいところご協力ありがとうございました!Sさんの益々のご活躍を期待しております。

ちなみに衆議院議員総選挙の投開票が今週末の27日ですね!
Sさんも準備に関わった選挙です。このブログを見た皆さん、ぜひ投票に行きましょう!
  

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