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新潟でスタートアップのエコシステムを!J-Startup NIIGATA 2021年度下半期トピックスまとめ

あらたなスタートアップ支援の枠組みとして2021年春に創設された「J-Startup NIIGATA」。
IT、アグリ、医療、ものづくりなど新潟県内の多様な分野から20社が選定されています。

「J-Startup NIIGATA」は、地域に根ざしたイノベーティブなスタートアップ企業を選定し、 公的機関と民間企業が連携して集中的に支援することで、選定企業の飛躍的な成長と、 新潟のスタートアップエコシステムの強化を目指す取組です。

 今回は、J-Startup NIIGATA選定企業(Jスタ企業)の、2021年度下半期(10月〜1月末現在)大きなトピックをリサーチしてピックアップしたいと思います!

それでは、いってみましょう!

 Jスタ2021年度下半期トピックス(50音順) 

INSIGHT LAB株式会社

第四北越銀行と「KakeDashi」の販売に関する協業契約を締結(2021年11月5日) 

企業のDX化の"はじめの一歩"を踏み出すための課題解決を支援するサービス「KakeDashi」を展開している同社は、第四北越銀行と協業し、新潟県内の企業DXを後押ししていくことを発表しました。

「KakeDashi」は月額2万5000円から始めることができるDX化支援サービスで、ツールの提供だけではなく、選定から導入、導入後も専門家による支援が受けられるのが特徴です。

同社が新潟市中央区に設置した新潟研究開発センターを中心に、サポート人員も増やしていく見込みとのことです。

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ウォーターセル株式会社 

『アグリノート米市場(こめいちば)』1周年の大幅アップデート(2021年11月8日)

営農支援ツール「アグリノート」を開発している同社は、ユーザーである米生産者と、米卸業者・実需家がインターネット上で米の売買取引をする場として、『アグリノート米市場』という専用アプリケーションを提供しています。

これまでは、栽培開始前後から収穫開始前までの事前契約のみが対象となっていましたが、今回のアップデートでは収穫後、生産者の手元にある現物での取引も可能になりました。米取引の多くは秋の収穫後に価格や条件を決める事が多く、そのような取引にも対応してほしいとの生産者および米卸業者・実需家の要望を取り入れたものです。

成立した米取引の運送手配状況や引取り日の確認、代金の請求・支払情報などもオンラインで実施できるようにし、従来の電話・FAXでのやりとりではなくシステム上で一元的に情報管理を行うことが可能になりました。

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株式会社ガゾウ

「視線解析システム」を活用したサービスを提供する新会社「ガゾウAX」を、第二創業としてスタート(2022年2月1日)

同社は、画像処理技術に特化したハード・ソフトの一貫した開発力を持ち、キー技術である「視線解析システム」を強みとしています。その技術の活用における顧客ニーズに対応するため、同社システムの導入・利活用サポートなどのサービス提供を行う新会社「ガゾウAX」を、2021年10月に第二創業で立ち上げました。

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SIIG株式会社

釣り大会の運営課題を解決!釣果記録ゲームアプリ「FishRanker」が大会機能を提供開始(2022年2月4日)

釣果記録ゲームアプリ「FishRanker(フィッシュランカー)」を運営する同社は、新たに釣り大会の管理機能をリリースしました。

釣り大会にアプリを導入することで、参加者の安全管理・混雑回避や魚を釣り上げたエリアの特定などが可能になり、よりフェアな大会運営ができるようになるそうです。

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株式会社KUNO

株式会社トップゲートとの業務提携、長岡市にラボ開設(2021年12月13日)

データサイエンス・AI・クラウド技術を活用した各種開発やコンサルティングを行う同社は、東京でGoogle Cloud の技術をコアとした開発やコンサルティングを行う技術者集団である株式会社トップゲートと業務提携を行い、長岡市にラボを開設し、デジタル人材育成を推進するプロジェクトを立ち上げました。長岡市出身である同社の佐藤社長は、首都圏IT企業を中心とした業務提携や企業誘致等を精力的に行なっています。

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taneCREATIVE株式会社

創発の莟1号投資事業有限責任組合からの出資受け入れ(2022年1月24日)

佐渡島から、多くの国内大手企業に対しWebサイト制作、Webサイトの保守・セキュリティー対策サービスを提供している同社は、分散型ワークによるサービス提供をプラットフォーム化し、更なるサービスの改善・拡大に取り組むため、創発の莟1号投資事業有限責任組合を主な株主とする第三者割当増資を実施し、資本金を3,000万円に増額しました。

【引受先】
創発の莟1号投資事業有限責任組合(運営者:鎌倉投信株式会社 フューチャーベンチャーキャピタル株式会社)

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ドコドア株式会社

福利厚生制度として12月〜2月間の冬季全面テレワーク制度を実施(2021年12月14日)

三条市を本社としてWeb制作などを手掛ける同社は、雪道における通勤リスクの回避、業務の効率化や、新型コロナウイルス変異株の感染拡大防止の為に「冬季全面テレワーク制度」を導入しました。

【内容】
・冬季期間中(12月〜2月)におけるテレワーク実施の推奨
・テレワーク実施に際し、在宅環境を整えるためのノートPC等備品貸与と座椅子等購入費用の支給
・在宅期間に伴う水道光熱費、通信費の業務負担分及び自宅等の環境整備にかかる諸経費の支給

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株式会社バイオマスレジン南魚沼

テレビ東京「ガイアの夜明け」で紹介(2021年10月29日) 

コメ由来のバイオマスプラスチックを製造している同社は、テレビ東京のビジネス系ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」で、「”脱プラの新たな主役たち”」というテーマで取り上げられました。

その他にも、昨今注目されているSDGsの担い手として、NHK「おはよう日本」や日本経済新聞などの全国メディアに取り上げられています。

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フラー株式会社

フラー会長の渋谷修太氏、EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2021 ジャパン “Exceptional Growth部門”と「People’s Choice」“GREAT PASSION”で受賞(2021年12月13日)

アプリ制作などを手掛ける同社会長の渋谷修太氏は、世界初にして唯一のグローバルなアントレプレナー表彰制度である「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」の“Exceptional Growth部門”を受賞しました。 

また、日本代表候補者を紹介する連続記事企画「アントレプレナーたちの熱源」に掲載された受賞者10人のインタビューから、読者が共感したアントレプレナーに投票する「People’s Choice」という企画で、“GREAT PASSION”を受賞しました。

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▼Forbes JAPANに取り上げられた「アントレプレナーたちの熱源」記事


株式会社プラントフォーム

大船渡市で国内最大のアクアポニックスプラントの建設を着工(2021年12月3日)

養殖する魚の排泄物を肥料にして植物を育てる、循環型の新しい農法「アクアポニックス」を行なっている同社は、メタウォーター株式会社、株式会社テツゲンの3社で、アクアポニックス事業を実施する合弁会社「株式会社テツゲンメタウォーターアクアアグリ」を岩手県大船渡市に設立し、国内最大のアクアポニックスプラントの建設に着工しました。

アクアポニックスによるチョウザメの養殖と無農薬・無化学肥料の野菜の水耕栽培を行う本プラントの規模は2000㎡を超え、2022年10月から順次生産物を販売する予定です。

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株式会社プロッセル

「JICA-高専オープンイノベーションチャレンジ 2021」等の最終報告会を開催(2021年12月6日)

同社は、共催企業・団体によって構成される運営事務局と共同で、高専生による「JICA-高専オープンイノベーションチャレンジ 2021」、及び高専生や大学生等が参加する「Online Intern Contest in NIIGATA 2021」の2部門の合同最終報告会を12月18日(土)に開催しました。

アフリカの栄養不足対策や農家の生計向上等に貢献する製品の考案等について、高専生や大学生のチームが事業プランを発表。今後現地での本格導入に向けて、現地連携先と調整・試運用なども検討していくとのことです。

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株式会社Matchbox Technologies

お仕事アプリmatchboxが、「2021年度グッドデザイン賞」を受賞(2021年10月20日)

人材のデータベース化とスポット人材の求人~採用・労務管理をワンストップで行うアプリケーション「matchbox(マッチボックス)」を提供している同社。その「matchbox」が、2021年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

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株式会社リプロネクスト

ウイスキーが届く日に思いを馳せながら、 自宅で蒸留所を360度VR見学! 「バーチャル・ディスティラリーツアー」が誕生(2022年1月12日) 

「リアルを届けるWebマーケティング企業」として、実写VRコンテンツ制作やオリジナルVRゴーグル制作、Webマーケティング支援などを行っている同社は、ジャパニーズウイスキーの魅力を伝えるためのプログラム「ジャパニーズウイスキー・エイジングカスクプログラム」のVRコンテンツ「バーチャル・ディスティラリーツアー」を制作しました。

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株式会社ユニークワン

ユニークワン初の海外メディアとして、韓国で「中区通信」をスタート(2022年1月12日) 

月間300万PVを誇るローカルメディア「にいがた通信」を運営する同社が、韓国ソウル市・中区地域にて「中区通信」をスタートしました。同社は「地方発IT企業」という強みを生かし、全国で地域情報メディアを展開しています。海外へのメディア展開は「中区通信」が初めてとなります。

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まとめ

下半期はさまざまなJスタ企業で賞のノミネートや新規事業の立ち上げなどが行われており、国内外で注目されていることがよくわかります。

コロナ禍で社会経済の動きが停滞する中でも、新規事業の開始や業務提携などが相次ぎ、まさに躍進していると言えるでしょう。 

そんな「事業構想力」に着目した、このnote記事でしか読めないJスタ起業家たちのインタビューも連載中なので、是非ともご一読ください!

▼事業構想は最高にシンプル!「幸せに"生ききる"こと」の実現へ 〜Jスタ新潟・起業家インタビュー① 株式会社アイセック〜

▼地域の課題を、地域にいながら解決し続けることで価値を創造する 〜Jスタ新潟・起業家インタビュー② 株式会社クーネルワーク〜

▼お米の国からお米を使った持続可能な社会を創る〜Jスタ新潟・経営者インタビュー③ 株式会社バイオマスレジン南魚沼〜

▼にいがた創業支援プラットフォームは、可能性に溢れる新潟県で、起業したいみなさんを応援します!


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