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My LIFE TIME VALUE[第三話]綾小路 絆良 「農業」と「ものづくり」を楽しむ先輩に会う編

「農業」と「ものづくり」。
自分のやりたいことができる環境があった

私は燕三条への興味がどんどん増していき、実際に移住したら何ができるだろうかと、考えるようになっていきました。
そんなとき、「農業Crew」の皆さんから紹介していただいた先輩移住者の一人に会うことができました。群馬県前橋市から三条市の下田地区に3年前に移住した斉藤さんという同世代の男性で、とても明るく楽しい方で、フレンドリーに自らの移住の経緯を話してくれました。

斉藤さんは、グラフィックデザイナーとして、フリーで働いていたときに、三条市に住む友人を訪ねたことをきっかけに移住を考えるようになったそうです。移住後は、三条市の地域おこし協力隊として勤務していましたが、元々、「農業」と「ものづくり」を生業にしたいと考えていたこともあり、農家として起業したとのことでした。

・移住してから多くの出会いもあって、今は農業をしながら、三条ものづくり学校のスタッフとして働いているということ
・自分らしい暮らしを創造できている今の暮らしにはとても充実感があるということ

今でも、市町村の移住や農林業などを担当する部署の方や、地元の人たちにお世話になりながら、日々頑張れているそうで、とても参考になりました。

移住してウコン栽培の師匠と出会い、
半農半Xの毎日が充実している

現在斉藤さんは、週4日ほど、ものづくり学校のスタッフとして働き、それ以外の日などで農業をしているそうで、毎日充実した生活を送っているそうです。
下田地区で「ウコンの達人」といわれた師匠との出会いをきっかけに、ウコンの栽培をはじめ、オリジナル商品の開発等も手がけているそうで、本当に幸せそうな笑顔で話してくれました。

「三条の街の、農業とものづくりの歴史も、ひも解いてみると農業をしながらものづくりをしていたという歴史があって、半農半X的な働き方はこの街に古くから根づいている文化なんだと思いました。」

三条市には若い移住者やクリエイターが集まるコミュニティもあるそうで、「同世代で精力的に活動する友人が身近にいると、自分も頑張ろうと思えるんです。」と話してくれました。

移住する前に準備すれば解決できること、移住してからじゃないと解決できないこと、自分のイメージする暮らしと現実への不安はどんなに頭の中で想像しても、結局は整理しきれないのだと思います。
燕三条でたくさんの方たちと会えば会うほど、このエリアには私にたくさんの勇気をくれる同世代の先輩たちが頑張っていて、その人たちとお話をいているだけで、私の移住への不安は少しずつなくなっていきました。そして私は、このエリアの最大の魅力は、とても素敵な人たちと出会えることなんだと気づきました。

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