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【前編】佐渡のさまざまな起業・創業を深堀り ーあなたにとって佐渡での起業とは?ー

新潟県

今、「起業の島」として注目を浴びている新潟県佐渡島。

なぜ、佐渡島で起業したのか。
なにを、佐渡島の起業・創業で成し遂げたいのか。

今回は前後編の2本立てで、実際に佐渡で起業した3社の起業家の皆様に「佐渡での起業について」お聞きします。前編にあたる本記事では島薬膳レストラン&イベント・ウエディングスペース『メレパレカイコ』をOPENされた舘 恭志さん・倫子さんに佐渡へ移住して起業した理由と、事業内容についてお聞きしました!


人口約20人の限界集落から佐渡の未来を考える【メレパレカイコ 舘 恭志・倫子】

舘 恭志(たち やすし)
17歳の初ステージから40年以上に渡りライブ活動やイベント等を企画。並行し30年ほど、広告印刷の業界で企業や観光関連団体及び行政の広告プロモーションに携わる。定年を目前に、音楽やイベントを通して笑顔の架け橋になりたいと佐渡への移住を決意。座右の銘「人生はステキなアドリブの連続」

舘 倫子(たち ともこ)
新潟市生まれ。上京後に就いた仕事の経験からブライダル業界の扉を叩く。アテンダーやプランナーなど豊富な経験を得て帰郷し、2005年には新潟で初となるフリーのウエディングプランナーとして「ArtBridalCreation」を設立。これまで1500 組以上のカップルのサポートを行っている。

佐渡移住で限界集落、虫崎へ

ーー佐渡へ移住して創業したと伺っていますが、おふたりはなぜ移住先として両津港から車で20分の、いわゆる限界集落である虫崎という場所を創業の地として選ばれたのでしょうか?
恭志さん:選んだというよりは、むしろ虫崎に選ばれたと思っています。実は私たちは移住先として佐渡島内の色々な土地と物件を回っていたのですが、最終的にここだ!と決めていた物件が契約寸前にダメになってしまったんです。

もうこれは佐渡に来るなと言われているのかな…と思っていた時に知人の紹介で虫崎の物件を教えていただき、実際に物件を見たら本当に良くて!

条件的にもこの時にしか出会えない物件だったということもあり、後から思えばですが、虫崎に呼ばれたんじゃないかなと。地域に通いながら交流を深めていくうちに2人とも虫崎を気に入って、ここに移住しました。


ーー物件は本当にタイミングですよね! ところで、そもそもおふたりは何が理由で「佐渡移住」を決めたのでしょうか?
恭志さん:
そもそも妻が「島で暮らしたい」と言っていて、私もセカンドライフを自分が知らない場所で色々なことに挑戦してみてもいいんじゃないかと思い、島移住を意識しました。

新潟県の粟島にも行ったのですが、事業における人口の規模感や、医療施設を含む暮らしのことを考えてみた時に「佐渡、良いんじゃない?」と。

初めて訪れた妻も佐渡を気に入り、そこからは佐渡で暮らすことを考えて行動していました。
正直言うと、私は妻の移住に付いていったという感じですね(笑)


佐渡で島ウエディングを確立する

オープニングセレモニーのライブでは日本海側での取り扱いが初のマリンドレスを披露

ーー今年6月には島薬膳レストラン&イベント・ウエディングスペース『メレパレカイコ』をOPENされましたが、滑り出しは順調でしょうか?ビジネスコンテストにも出られていましたよね?
恭志さん:
経営は正直大変ですが、お店に訪れていただいた際に「ずっと来たかったんです!」と言ってもらえると嬉しいですね!

ただ、そもそも私達は飲食店を開くために佐渡に来た訳ではなくて。
ブライダルプランナーとして第一線で活躍していた妻の『島ウエディングを確立したい』という目的があって佐渡に来たので、今年度からは課題解決型ビジネスモデル部門ができた 佐渡ビジネスコンテスト でも島ウエディング事業を軸にしたビジネスプランをお話ししました。つまり、このレストランはあくまでも事業を展開するためのベース基地なんです。


ーー島ウエディング! とても魅力的な響きですね。現在は島ウエディングに向け、どんな活動をされているのですか?
恭志さん:
まず『島ウエディングを確立する』ことを考えた時に、島内の未婚率、特に島の男性の未婚率をどうにかしなくてはいけないと感じているので、現在はその先駆けとして『婚活事業』を手掛けています。

…とは言え、お店を始めたら毎日の仕込みや応対にも追われていて(笑)
新潟の旅行会社と提携した佐渡旅行のプロデュースも始まりましたが、まずはお店を軌道に乗せて、次のステップに向けた準備期間を作ってからが本番ですね。

地域で採れる旬の野菜や果物の豊富さも、佐渡×薬膳を選んだ理由のひとつ…  


ーー未婚率の高さは佐渡市でも昔から問題点として挙がっていることなのでぜひ解決したい問題ですね。「婚活」と言うとなんだか堅苦しいイメージがあるのですが、実際にはどういったプランを提供されるのでしょうか?
倫子さん:
婚活事業に関してはダイビングやサップなどのアクティビティを通して交流を深めてもらいたいと思っています。島外から来ていただいた女性にはお店で食事をしてもらって、ご紹介する島内男性と意気投合したらそのままアクテビティを一緒に楽しんだり、ピンと来なかったらそのまま女子旅を楽しんでもらって。  

いわゆる合コンのような形や、告白タイムというものも無いので、虫崎を含む内海府方面に旅行に来てもらうというイメージで気軽に参加していただきたいですね。とにかく佐渡を好きになって欲しいです!

これからも虫崎とともに

ーー移住して佐渡を盛り上げる人がもっと増えてほしいですね!最後におふたりのこれからの目標をお聞かせください。
恭志さん:
本当はそれこそ「佐渡に移住して田舎でのんびりと暮らしたい」というのがざっくりとした目的であったはずなんですが、島を始め、田舎って意外とやることがあって忙しいんですよね(笑) 

それはそれで楽しみながら、妻の目標である島のブライダル事業確立のための環境を整えたいと思います。あとは今まで関わってきた音楽事業に絡めたイベントも、色々な事業者と連携を取りながらできたらいいですね。試行錯誤しながら楽しみたいです!

移住先で様々なことに挑戦し続けるふたりのセカンドライフは、虫崎という【地域の環境】が支えていました。新天地、特に地方をベースにしたチャレンジは地域の人たちの理解が不可欠ですが、昔から北前船の往来もあった佐渡は他地域と比べると移住者の参入のハードルがそれほど高くないのかもしれません。メレパレカイコ 舘 恭志さん・倫子さん、取材へのご協力ありがとうございました。

次回の後編記事では【株式会社ビアパイント 藤原 敬弘さん】【株式会社antead 板垣 佑弥さん】の2社にお話を伺います。記事公開まで、しばらくお待ちください!


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