My LIFE TIME VALUE[第四話]森山 郷志 人生は楽しむものだ編
新潟にUターン転職して
充実した生活を過ごしている仲間との出会い
東京で仕事をしながら、週末は新潟でUターンの情報収集をするようになった自分は、にいがた暮らし・しごと支援センターの新潟の相談員の紹介で、同世代の臼井さんに会うことができた。
彼は現在34歳で、首都圏での仕事ばかりの暮らしに疲れ、地元に帰りたいと思い、首都圏のUターン就職相談イベントで新潟市の有名な酒造会社に出会い、思い切って帰ってきたらしい。
臼井さんの話を聞いて、自分も同感だと思えた話がたくさんあった。
・Uターンして一人暮らしをするにしても、いざとなったらすぐに実家に帰って、親の手伝いができる環境は大事であると思うこと
・両親とすぐに会える環境は、両親にも安心してもらえていると感じていること
・首都圏で仕事ばかりしていた暮らしから、新潟の環境に戻るだけでも多くの新鮮さがあり、自分はやっぱり新潟が好きだと感じたこと
「人生は楽しいものではなくて、楽しむもの」
おばあちゃんの言葉が頭をよぎった
新潟に帰ってきてからやりたいことが増えたそうで、今は私生活で次のステップを色々、考えているらしい。
会社から近くの家を買うか、街歩きを楽しめる新潟市内の中心部に引っ越してみようか考えているそうで、ご縁があれば結婚もしたいそうだ。臼井さんは、昔おばあちゃんから言われた「おとこは世帯を持って一人前だ」とか「人生は楽しいものではなくて、楽しむものだ」という言葉が思い出されたらしく、今の自分の気持ちの支えになっているそうだ。
新潟に引っ越してきてから本当にストレスがなくなり、夏はキャンプ、冬はスキーと、地元の友だちと充実した暮らしを送っていて、親御さんからはたまにご飯に帰ってきなと誘われたり、休みの日にはお父さんと2人でスキーに行ったり、転職した酒造会社のお酒を持って、実家で両親と飲んだりしているらしく、家族を思って行動できている状況がとても満足なんだそうだ。
新潟を出て10数年、首都圏で働いてきた経験を活かして、新潟に戻って家族の近くで暮らすことは、思っていた以上に充実した時間を送れるようだ。
臼井さんとは「自分が新潟に戻ったら、新潟市内でおいしい日本酒を飲みにいきましょう。」と約束を交わした。