人事委員会ブログ【シリーズ福祉保健】薬剤師(行政)編「大変な時期を乗り越えるために」
【シリーズ福祉保健】。先回に引き続き、薬剤師(行政)の職種で、本庁で働くSさんに、仕事上で印象的だった言葉を聞いてみました。
「大変な時期ですが、みんなで頑張っていきましょう!」
昨今のコロナウイルス感染拡大により、生活スタイルや仕事の仕方が大きく変わりました。県庁でも、オンライン会議や在宅ワークが導入されています。
私は感染症対策・薬務課に所属しており、新型コロナウイルス感染症の業務で大変なこともありますが、上司・同期・後輩ともに「みんなで頑張ろう!!」と声を掛け合って、日々頑張っています。
感染症対策の最前線で対応している課であり、多忙な時期が続いている状況ですよね。そんな中、気持ちを前向きにする言葉を忘れない皆さんの姿に、こちらも勇気をもらえました!
さて、そんなSさんは主にどんな仕事をしているのか聞いてみました。
薬剤師(行政)Sさんのしごととは?
私は福祉保健部感染症対策・薬務課薬事指導係に所属し、麻薬関係法を担当しています。
薬局や病院において、麻薬が適切に管理されているかの立入検査や、薬局や病院対象の麻薬の取扱いに関する研修も行っています。
時期的な業務としては、5~6月頃に違法なけしが道端や畑等に生えていないかパトロールを行っています。行政薬剤師になるまでは、違法なけしというものが自然に生えることや、それを行政薬剤師が調査し、抜いていることを知りませんでした。
今ではプライベートでも、5月頃になると道に生えているけしに目を凝らし、違法なけしでないか気にするようになりました。
保健所や保健環境科学研究所での勤務経験もあります。保健所では薬局の立入検査や許認可業務を担当しました。保健環境科学研究所では流通している医薬品の品質試験の担当をしました。
なるほど、けしが自然に生えていることや、それを職員の方が除去しているとは知りませんでした・・・。調査が習慣になってしまったというSさん、正義感の強さを感じます!
さて、そんなSさんの職場はどんなことを行っているでしょうか。
Sさんの職場はどんなところ?
私の所属する薬事指導係の業務としては、医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器の製造販売業・製造業、毒物劇物製造業・輸入業への許認可や立入検査も行っています。
また、感染症対策・薬務課として、新型コロナウイルス感染症業務の応援に行くこともあります。昨年度は、朱鷺メッセで行われたワクチン大規模接種のワクチン管理業務も行いました。
このように今の職場は様々な業務に携わることがあり、県民の安全・安心な生活を守るため使命感と責任感を持って日々業務に励んでいます。
Sさんが仕事をするうえで大切にしているポリシーやアイテムはありますか?
ポリシーは、ワークライフバランスを大事にしています。
私事ですが今年の4月に第二子が誕生しました。新潟県では、年次休暇、育児休暇、家族看護休暇等の福利厚生が充実しており、私自身も育児のため通常の勤務時間より1時間早く帰宅し、仕事と育児の両立を目指して頑張っています。
2歳児と0歳児の子育ては想像以上に大変ですが、日々子供の成長する姿を見ていると、より一層仕事も頑張らなくてはという気持ちになります。
手放せないアイテムは、薬事衛生六法です。法律を確認するためになくてはならないバイブルです。私達は法律に基づき許認可や立入検査といった業務を行っており、許認可の基準等を確認する上で欠かせません。
もう一つは、ヘルメットと作業着です。医薬品や毒物劇物の製造所等では、安全のためヘルメットや作業着を着用しなければならないことが多くあります。私も製造所等への立入検査の際は、ヘルメットと作業着を着用し、業務を行っています。
最後に採用担当から一言
Sさん、ありがとうございました!
通常の業務に加えてコロナウイルス関連の業務にも従事されているので大変忙しい時期にも関わらず、快くブログ出演を引き受けてくださいました。行政における薬剤師の仕事の一端を垣間見ることができて、当方は興味深々でした。(もっと聞いてみたいところですがまた別の機会に・・・)
次回のブログもお楽しみに!