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「畜産を守る」「食を守る」獣医師の仕事(令和5年6月23日)

梅雨は意外と嫌いじゃない、採用担当Sです。
今回は、行政で働く獣医師さんの寄稿ブログです!
どんな仕事をしているの?臨床獣医師と公務員獣医師の違いは?
やりがいは何?
それでは本編スタートです!

公務員獣医師を選んだきっかけ

私は家畜保健衛生所(以下「家保(かほ)」)で働く獣医師です。
様々ある職業の中で獣医師人口が少ないせいなのか、「どうして獣医師になろうと思ったの?」とよく聞かれます。
動物が好きなのはもちろんですが、「畜産に携わる仕事がしたい」という思いがあり獣医大学を受験しました。
大学に入り公務員獣医師としての道を知り、生まれ育った新潟に戻り働く決意をしました。
今回は家保で働く獣医師の仕事を紹介したいと思います。

どんな仕事をしているの?

獣医師というと、動物病院で犬や猫を診療する先生というイメージだと思います。でも、私たちが対象とする動物は牛、豚、鶏などの家畜です。家畜の伝染病を予防するため、食の安全を守るために日々仕事をしています。

毎日、畜産農家へ訪問して採血や検査を行ったり、衛生指導をしたりします。どうしたら病気が減らせるか、生産性が上がるか、農家さんの話をよく聞き、専門的な知見から獣医師としてアドバイスをします。死んでしまった動物の原因究明のために病理解剖を行うこともあります。

定期的に鳥インフルエンザの検査をしています。新採用で初めて養鶏場に入ったときは、鶏の数に驚きました!

豚熱の予防のため子豚にワクチンを打っています💉
豚の採血をしています。豚の血管は見えないため、針を刺す場所、角度、手の感覚が頼りです。
子豚は血管が細いので採血は少し難易度が高いです💦


これから公共牧場へ行く予定の子牛の健康状態をチェックしています。
公共牧場は集団生活ですので、伝染病にかかっていないか、
皮膚病はないか、蹄の病気はないかなどを確認します。
農場で採取してきた血液や材料を使って、検査室で様々な検査を行います。
判定や診断のミスは許されず、集中力や注意力が必要です。

家保(かほ)ってこんなところ

家保は庶務担当と臨時職員を除く全員が獣医師の職場です。
同じ職種同士ですので話が合うし、マニアックな会話が飛び交っていて、とても楽しい職場です。何でも気軽に相談できる雰囲気も魅力です。

プライベートを紹介します!

私は娘が3人いてにぎやかな毎日を過ごしています。
新潟県は自然豊かで海も山もあり、夏は海水浴、冬はスキーやスノーボードを家族で楽しんでいます。子どもが生まれてしばらく大好きなスノーボードを自粛していたのですが、昨シーズン末娘が3歳でスキーデビューしたのを機に私も10年ぶりにスノボ復帰しました!10年ぶりに滑れるのか?と心配でしたが、意外と体が覚えていて何とかなりました(筋肉痛以外は…)。
仕事は土日祝日が休みなので、子どもたちの予定とも合わせやすく、育児をしながら働きやすい環境です。

(左)新潟県は海水浴場の数が多く、遠浅でファミリー向けの海岸もたくさんあります。
(右)上越市キューピットバレイスキー場にて。山頂付近からの雪景色はきれいです。

最後に

いかがでしたでしょうか。どの仕事も獣医師としての専門知識が必要であり、家畜と人の健康を守る上で重要なことばかりですので、責任感とともに大変やりがいを感じています。興味を持ってくださった方、新潟県で一緒に働きませんか?よろしくお願いします!

~担当Sから一言~
ママとして働く姿、とても共感しました。
写真を拝見して、動物に語り掛けているのではないかなと思うほど、温かみや優しさを感じました。獣医師として動物に向き合う誠実な姿が印象的です。ありがとうございました!

新潟県では、獣医師を随時募集をしています。
次回の選考考査は、8月試験で、募集は6月30日から始まります。
公務員獣医師に興味がある方、ぜひお待ちしています!
詳しくはこちらをご覧ください。 
☞新潟県職員(獣医師)採用選考考査

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