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人事委員会ブログ(令和4年9月14日)新潟の農業を支えたい~農業職のとある1日~

皆さんこんにちは!
本日は地域振興局で働く農業職Wさんをご紹介します😊

わたしの仕事

私は三条地域振興局農業振興部普及課で、主に果樹の生産技術指導や若い農業者の確保・育成業務を担当しています。
新潟県は園芸振興基本戦略を掲げ、園芸生産の拡大に力を入れています。私の勤務している地域は県下でも大規模な果樹産地があり、なし、もも、ぶどうの生産拡大に関係者一体となって取り組んでいます。
果樹農家の皆さんは、おいしい果物を食べてもらうため丹精込めて毎日作業しており、私の主な仕事は、栽培技術の向上や新しい技術の導入などをサポートすることだと思っています。
また、地域には4Hクラブという若い農家や新規就農者で組織するグループがあり、彼らとやりとししながら、様々な活動を支援するのも私の重要な仕事の一つです。

4Hクラブとは

4つのHは、「腕(Hand)を磨き、頭(Head)の訓練をし、友情の心(Heart)を培い、健康(Health)を増進すること」を目指したそれぞれの頭文字Hのこと。将来の日本の農業を支える若手農業者で結成されたグループで、農業経営の課題解決について検討したり、より良い技術を検討するためのプロジェクト活動を中心に消費者や他クラブとの交流など農業を通じてさまざまな活動を行っています。新潟県全体の組織として、県内の4Hクラブ10団体で構成されている新潟県農業改良クラブ連盟(昭和27年に発足)が活動しています。

わたしの1日+α

それでは、普段どのような仕事をするのか、私の1日の様子を紹介します。

某月某日  ~もも栽培の研修会で学ぶの巻

8時30分 始業
事務所では毎朝、朝の会を行います。順番で司会を行い、1日の行事や連絡事項を伝えます。その後、ほとんどが現地に出かけていくので、事務所にはあまり人がいないのが日常です。

午前中 午後から行う研修会の準備
午後には、我が新潟県の園芸研究センターが開発した省力栽培技術「ももシンプル栽培」の研修会を開催します。内容を分担して説明するので、当然私が説明する時間もあります。農家の皆さんは結構質問してきますので、事前にデータを整理したり勉強したり色々準備しておきます。今のところ、先輩がフォローしてくれるので何とかなりますが、早く自分一人でしっかり対応できるようになりたいと思っています。

13時30分 現地で「もも栽培の研修会」スタート

研修会が始まりました。
私は、春からのももの生育状況を説明しました。

先輩が管理技術の説明をしています。
技術的な内容になると、特に農家は色々と質問してきます。
先輩は、この枝は今のうちに、こうやって切りましょうとか、肥料や防除の話も的確に答えていきます。
この後、他の農家の畑も巡回し、参加農家と管理方法について検討してきました。やはり、現地で、実際の樹の状況を一緒に見ながら農家と話すのが一番自分自身のレベルアップにつながります。

16時 帰庁
事務所に戻る車中で先輩と反省会です。こう説明した方が良いとか、この場合はこう実演するとか、気づき納得することが多く、とても有意義な時間です。戻ったら、研修会の復命書を作成します。その後さらに、調査データの整理や別の研修会の資料を作成しました。

某月某日 ~いちじく研修会を仕切るの巻

いちじく栽培農家を対象に研修会を開催しています。今回は、私が全体を説明しました。
樹の形の作り方や病害虫の防除を中心に説明し、農家と管理方法についてやり取りしました。
事前準備は、バッチリのつもりですが、真剣な農家の方の視線を受けるいちじくと私・・。
やっぱり、緊張します...汗

某月某日 ~なしの着果状況調査で知るの巻

なしの着果状況を調査し、農家と話しているところです。研修会では、聞けなかった日ごろの作業や、
いままでの経験や想いなども知ることができます。
なしは、基本的に人工受粉が必要なので、開花時期の天候によって着果状況は影響を受けます。
去年は厳しい年でしたが、今年は大丈夫そうです。
収穫時に台風が来なければ良いのですが....

毎月1回 4Hクラブの定例会の巻

毎月1回、振興局の会議室で定例会を行っています。
定例会は農作業が終わってからの夜7時からです。
この他に興味のあることや、やりたいことをチームを組んで課題解決に取り組んでいますので、作戦会議は随時行われます。
クラブ員のみんなは、自分達の考えを出し合い、他産業との交流や地域での様々な活動に展開しています。私はチョコットお手伝いです。

4Hクラブの活動紹介

4Hクラブでは、畑を借りて直売イベントや食育イベントに向けて野菜を栽培しています。
今日は、近くの保育園の子供たちを迎えての芋ほりです。段取りは手慣れたもので、4Hクラブ員が進行、子供たちの指導など、全て行います。
食べ物が土のなかで育ち、どうやって実るのか、小さいうちから農業に親しんでもらい、農業の楽しさを五感で覚えてもらいたいです。
そして、できれば将来、農家になってもらえると..なんて思いもあります。

芋ほりイベントの実施メンバーです。
準備は大変ですが、達成感があるから次も頑張れます。

今回は、私の1日+αを紹介させていただきました。
農業の職場は、私の担当する果樹の他に、稲作や野菜、花き、畜産の業務もあります。農家と接しながら様々な支援を行うことが主な業務なので、畑や田んぼ、牛舎や豚舎を中心に活動します。農業は厳しいと言われながらも、農家はみんな頑張っていますし、若い農家も夢を持って取り組んでいます。
この仕事は、そういう方々と接するとてもやりがいのある仕事だと思っています。新潟県農業の未来に向かって、農業職であなたも一緒に、切磋琢磨しませんか。

最後に採用担当から

新潟県の農業というと、お米のイメージが強いですが、他にも県内ではたくさんの果物が栽培されています!もも、いちじく、なしとWさんの現場は、私の好きな果物が並んでとても魅力でした…!
おすすめの新潟の果物は?と聞いたところ、「この時期はやっぱり“なし”ですかね、新潟県オリジナル品種の新美月や新王も収穫の時期になります。」と教えていただきました!Wさんありがとうございます、早速スーパーで探してみますね😊

本日ご紹介した農業職については、民間企業等での職務経験がある方を対象とした職員を募集しています。
詳しくは、こちらをご確認ください☞新潟県職員採用試験(キャリア採用)

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