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地域の生活をサポート 採用3年目が伝える保健所保健師の仕事

こんにちは、採用担当のGです。
今日で県庁は仕事納め。明日からは9連休ということで、浮足立っています!
我が家は子どもをどこに連れて行ってあげようか家族会議中。ウィンタースポーツにも連れていきたいし、福袋も買ってあげたいし、実家にも帰省したい…。有意義な連休にしたいと思います!
皆さんは年末年始をどう過ごされますか?
忙しくて年末年始なんて楽しめないよ、という方もいるかもしれませんが、なるべくリフレッシュして、英気を養ってくださいね。

 さて、今回のブログは保健所で働く保健師のお仕事の紹介です。
 県主催のイベントには、保健師を志望される方からも多く参加していただいており、「もっと保健師の仕事内容を教えてほしい」という声が挙がっていました。
保健師志望の皆さん、お待たせしました!

保健師は、家庭訪問や健康相談などのサービスを通じて地域の健康をサポートする、大切なお仕事を担っています。
今回は、保健所で働く採用3年目のHさんから、業務内容や県職員になった理由を紹介していただきます。
Hさん、よろしくお願いします!



1 はじめに

こんにちは。長岡地域振興局健康福祉環境部(長岡保健所)のHと申します。
私は、県外の大学を卒業して保健師として採用され、3年目となりました。
保健師のブログが初めてということで、このブログを読んでいる人はどんな人なんだろう?就職活動をしている学生さんかな?同じ新潟県職員かな?とドキドキしています。
楽しんで読んでもらえると嬉しいです!

今回、私が普段おこなっている保健所保健師の業務について、そして、保健所保健師として働いてみて感じたことなどをお話したいと思います。

2 保健所保健師の業務について

現在、私が所属している長岡保健所には保健師が15名在籍しています。
12ある県の保健所の中で最も規模が大きく、保健師の在籍人数は一番多いです。
フレッシュな新採用の保健師も2人います。

私はその中でも地域保健課に所属していますが、保健師の他にも精神保健福祉相談員、管理栄養士、事務職員と多職種が所属しています。
管轄している市町は長岡市、小千谷市、見附市、出雲崎町の4市町で、他の保健所と比較して、人口規模が大きいなと感じる毎日です。

看護学生が、保健所保健師の業務と聞くと難病・感染症・精神というイメージがあると思います。
実際に働いてみると難病・感染症・精神以外にもたくさんの業務がありました。
また、“難病”の中にも個別の家庭訪問やつどいの実施、研修会の開催など様々な業務がありました。
詳しくは紹介しきれないので私が現在担当している業務について紹介します。

3 自分の仕事について

現在、私は、精神保健福祉分野の業務をしています。
昨年度までは他の保健所で指定難病の患者さんの訪問等をしていたので、精神保健福祉業務は初めてでした。
異動してから、教えていただくことばかりです。
初めは、業務を行う根拠となっている法律でさえも、国家試験の時に勉強した程度の知識しかありませんでした。
今は、春頃よりもわかることが増えた気がします!

主な業務としては、精神に障害をお持ちの方やご家族から電話で相談を受けたり、ご自宅に家庭訪問したりしています。
家庭訪問では、物が散乱していたり、壊されていたりと自宅の様子からも状態が悪いことがわかることもあります。
また、幻聴が聞こえていたり、妄想状態であったりしてコミュニケーションが難しいこともあります。
そのような時に自分は何ができるのだろうと悩むことが多いですが、保健所に戻ってきてから先輩に相談します。
様々な経験をしている先輩からの助言で、何のために訪問をしていたのだろうと改めて考えられたり、新しい視点や考え方で振り返ることができます。
地域で安心して日常生活を送れるように何かサポートができたらいいなと思っています。
また、訪問の他にも事業として支援者向けの研修会を実施したり、会議を開催したりすることもあります。


写真は、研修会の当日の写真です。人前で話すことは緊張しますが、脳内でリハーサルをして当日に挑みます。
研修会や会議の際は資料を作成したり、打ち合わせをしたり、大変なこともありますが、地域の方々とつながりができる機会だと思っています。

4 なぜ県保健師なの?

保健師のインターンシップに参加される学生の方に「なぜ(市町村ではなく)、県を選んだのですか?」と聞かれます。うまく回答ができませんが、新潟県に就職して感じたことを紹介します。

まず、“異動も悪くないかな”ということです。
県職員ということで県内の異動があります。
お世話になった方々と離れると寂しく、不安になったりもします。引っ越しも大変です。
ですが、異動した先では新たな出会いがあり、新しい新潟県の魅力が発見できます!

そして、保健師の教科書で学んだ、「広域的・専門的」を感じることもあります。
管轄市町村は複数あり広域的です。
また、指定難病の方々の訪問をしていた時には、同じ病気の方の話を聞きたいと御相談をいただくことがありました。
希少疾患であるため、すぐに対応は難しかったのですが、他市町村の患者さんの情報を伝えることができ、広域的に対応することや専門的な対応もできるのかな。と実感できました。

5 プライベートについて

今回、プライベートについても話をしても良いとのことでしたので、私の休日の過ごし方もお話します!
基本的には、土日のお休みなので、自分の予定がとても入れやすいです!休日は、落語を聞きに行ったり、音楽フェスに行ったり、友達とご飯に行ったりと出かけていることが多いです。
何かが好き。というよりも、なんとなく行ってみようかなで行くことが多いです。

今年の11月の3連休には弥彦山に登りました!就職して1年目に初めて1人で登ってから、2年目、3年目と毎年登っています。登った後は、達成感でいっぱいになります!

6 さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました。
このブログを読んで、少しでも県職員について、保健所保健師について興味をもっていただけたら嬉しいです。
仕事をしていると余裕がなくなることもありますが、そんな時には外を散歩したりしてリフレッシュをしています。

(昼休みに散歩をしていたら見つけたハート型の落ち葉)

Hさん、ありがとうございました!
保健師の仕事は、専門知識も求められ、ケースバイケースで柔軟な対応が必要だったり、難しくもやりがいのある仕事だと感じました!
休日はしっかりと満喫していて素晴らしい!ワークライフバランスが充実しているのは公務員保健師の魅力ですね!
異動があるのも、もちろん大変な面もありますが、異動がなかったら知ることができなかった地域の魅力だったり、新たな出会いを楽しむことができるのは県職員ならでは!
Hさんのますますのご活躍を期待しています!

採用担当ブログの更新も今年はこれで最後。次は年明けにお会いしましょう!

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