人事委員会ブログ(令和4年9月22日)木二ナル林業職
「大学生の皆さん、森林を舞台に、私たちと一緒に働いてみませんか?」
昨今のアウトドアブームで、森林(山)へ行く機会が増えたという方、多いのではないでしょうか?森林は、そのようなレクリエーションの場としてはもちろん、最近は「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けた二酸化炭素吸収源としても注目を集めています。ほかにも、豊かな水の供給や山地災害の防止、木材の生産など様々な機能を持ち、私たちの生活に密接に関係しています。
新潟県は県土の約7割が森林で、全国第6位の面積を有しています。私たち林業職の職員は、この森林の持つ様々な機能の発揮や、森林資源の利用促進による林業の振興などを実現すべく、大きく3つに分かれて仕事をしています。
林業職の仕事とは
①林業振興
森林整備や県産木材利用の推進、県産きのこの振興など、林業の振興に関する幅広い仕事を行います。
県産木材を利用した家づくりを支援する補助事業の検査をしている様子。事業完了後、事業を利用した工務店や建築主の方から直接感謝を伝えられることもあり、モチベーションにもつながります。
県内のきのこ生産者の栽培技術・生産性の向上を図ることを目的に開催される「新潟県きのこ品評会」の様子。出品されたきのこの品質を県職員らが審査します。
②森林施設整備
山地災害を防止・復旧する治山工事や保安林の管理などの森林の保全に関する仕事や、林道の建設を行います。
治山ダムの出来型確認をしている様子。治山ダムを建設することで、山地災害を未然に防止することができ、地元住民の安全・安心につながります。
保安林の保育作業の現場確認をしている様子。森林を適切に保育・整備することで、水源かん養や土壌保全などの公益的機能が高度に発揮されます。
③試験研究
森林資源の活用のための技術開発や、きのこ等の新品種の開発などの試験研究を行います。
スギ丸太の強度を効率的に測定する方法について研究している様子。必要強度を満たす製材品の効率的な生産につながることが期待されています。
※写真で紹介しているのは全体の仕事の中のほんの一部です。
職員へのインタビュー動画もありますので、そちらもぜひご覧ください。
職種別の仕事内容:林業 - 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)
林業職にはこんな楽しみも…
林業職場は、デスクワークもありますが、森林調査や現場検査などで山に入ることも多いです。そこで、現場に出た時のちょっとした楽しみを紹介します。
① 現場に出ると、山でお昼ご飯を食べることもあります。外で食べるご飯って美味しいですよね。自前のキャンプグッズを持参し、お湯を沸かしてカップラーメンを食べたり、コーヒーをいれたりする職員もいて、ちょっとしたキャンプ気分を味わえます。
(林業職員は登山やキャンプなどアウトドア好きな方が多く、職員同士で登山に行くこともあります。)
② 春は山菜、秋はきのこをたくさん見つけることができます。山菜やきのこの名前、おすすめの食べ方などを教えてくれる先輩職員もいます。
③ 時には野生動物を見かけることもあります。危険な動物もいるので注意が必要ですが、動物を見つけるとテンションが上がります。職員の中には○○に遭遇したというエピソードを持っている人や、現場で見つけた野生動物の角や骨のコレクターもいます、、、
もちろん、調査や測量は真面目に取り組みますが、こういった楽しみも見つけながら仕事をしています。きれいな景色を見ると気分転換にもなりますよ(^^)
お気に入りの仕事アイテムをご紹介!
仕事中いつも身につけている名札と名刺入れです。どちらも県産木材で作られたもので、林業職らしさがあってお気に入りです。私の職場では、全員が木製名札をつけています。名刺入れは、外部の方と名刺交換をする際に「素敵だね」と褒めてもらうこともあります。
木に関わる仕事をしているので、日用雑貨でもついつい木製のものに目を惹かれてしまいます。
採用担当から
【木二ナル林業職】ということで、本日は県庁で働く林業職SさんとNさんからお送りしてもらいました。いかがでしたでしょうか?
やはり、林業職というだけあって、自然が好きな方が多いんですね。きれいな写真からも林業職の素敵さが伝わっているのではないでしょうか。
本日のブログ筆者Sさんはインタビュー動画にも登場しているということで、このブログを読んで木二ナッタ方はぜひ動画も見てみてくださいね。