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人事委員会ブログ「キャリア採用試験」募集始まる!~多様性を考える回~

皆さん、お久しぶりです!
最近、このブログに登場人物Tが乱立しているため存在が消えかかっていますが、今回は、採用担当の元祖Tこと私Tがお伝えします。振り返るとおよそ4か月ぶりの執筆となる今回のテーマは、今月6日から募集を開始した「キャリア採用試験」

キャリア採用見直しました

私が担当するこの試験、この度、結構大きな見直しをしています。就職市場ではもはや定番の「ジョブ型採用」を大幅拡充したり、首都圏等からの移住希望者の皆さんが地域で輝けるよう「地域枠」を新設したり。なんとなく、「新潟県庁、なんか変わろうとしているな」と感じてくださる方もいらっしゃるかもしれません。
様々な社会人経験を持つ転職者が県庁で活躍していることは昨年のブログでもご紹介しましたが、そもそもなぜ社会人採用(キャリア採用)に力を入れようとしているのか。しっかり説明すると長く&お堅くなってしまう恐れがあるので、今回は私なりの考えを述べたいと思います。キーワードは「多様性」

チラシ作成プロジェクトから考える「多様性」

多様性……よく聞く言葉ですよね。多様性と県職員採用がどんな風に関係してくるのか。ではまずこの多様性を、「キャリア採用試験見直しのチラシを作る」というプロジェクトを通じて考えてみましょう。
キャリア採用の募集にあたって、見直し内容が分かりやすく伝わるようにチラシを作ることになりました。そこで、何の変哲もない公務員T(私)がチラシを作ったら、こうなりました。

パターン0

さて、このチラシを県庁内で活躍するキャリア採用者たちはどう思うかな?と、昨年のブログにも登場した愉快な仲間たちにデータを送って感想を聞いてみました。すると…

・アイキャッチが何もないよね、これじゃチラシの意味ないよ。
・これ見て申し込みたいって思う人いる!?
・まぁ、Tさんが普通に作るとこうなっちゃうよね…( 一一)

等々、温かいリアクション。(注:忖度なしの反応は、日ごろのコミュニケーションあってのもの!)
そして、「ちょっと作ってみるわ」のメッセージから間もなくして、こちらが送られてきます。

パターン1

全然違いますよね。チラシ作成センス皆無のTは、この時点で「いや、もうこれで決まりだろ」と確信していました。
すると続いて、「これだと普通過ぎるから、こんな感じも面白いよね」とこちらが送られてきます。

パターン2

伝わる人には伝わるはず。面白くないですか?面白いですよね!?私は面白いです!
このブログでは完成版に加工して掲載していますが、実際には、“愉快な仲間たち”のチャットルームに投げ込まれるデータに随時みんなでコメントしたり手を加えたりしながら、形にしていきました。

この一連のチラシ作成業務から、皆さんに伝えたかったことは何でしょう。
(私にチラシを作るセンスがないということは置いておいて)私のようなオーソドックス職員だけで作るチラシと、様々な個性を持った人たちが関わって作るチラシとでは、出来上がりに大きな違いが生まれるということです。そしてもちろん、チラシがもたらす効果も大きく変わるはず。

「多様性」が県庁にもたらすものとは

一つの世界だけでキャリアを積んでいると、発想や仕事への取組姿勢が(良くも悪くも)型にはまってしまいがちなところがあると思います。そんな時に、様々なキャリアを持つ方から異なるマインドを注入してもらえると、組織自体が活性化するのです。
さらに、具体的なスキル・ノウハウやライフプランを明示して人材獲得に取り組むことで、複雑多様化する県政課題に対してより効果的に対応できるのではないでしょうか。
多種多様なマインド、スキル・ノウハウ、ライフプランを持つ職員が、それぞれの特性を活かして最大のパフォーマンスを発揮し、県民の皆様に質の高い行政サービスを提供できること。これが、キャリア採用の担当者として私なりに考え目指す「県庁の多様性」です。

ちなみに今回、多様性をもたらす手段の一つとしてキャリア採用を挙げていますが、もちろん手段はそれだけではありません。そもそも、「組織の多様性」を考えるうえで、キャリアは一つの切り口にしか過ぎないからです。例えば、チラシ作りが得意な職員は、キャリア採用者でなくてもたくさんいます。一人一人の個性・特性を活かしながら、的確かつ迅速に課題に対応していける県庁を目指して、まだまだ頑張らなければなりません。
長くなってしまったので、その話はまた別の機会に。

さて、刻一刻と変化する社会情勢のなかで、県政課題というボスキャラは次々に出現します。新潟県を守るために、ぜひ私たちのパーティーに加わって、力を貸してください。“馬車”の中には、たくさんの愉快な仲間たちも待っています。きっと楽しい冒険の旅が、あなたを待っています。

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