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【建築職】一期一会⁉工事監理の現場へようこそ‼

毎度好評の専門職シリーズ。今回は建築職です。
皆さんも「建築士」という仕事はご存じですよね。実は県職員としても活躍しているんです。若手職員Mさんに紹介していただきます。



「県庁の建築職ってどんな仕事をするの…?」なんて思われがちな、建築職に採用されて5年目になるMです!!
皆さんのその疑問を少しでも解消できるよう、私たちの仕事内容について、若手職員の目線で紹介できたらと思います!

実は県庁の建築職の仕事内容については、過去のブログで諸先輩方が面白分かりやすく紹介しております!ぜひ一読してみてください!
【建築職シリーズ①】採用12年目、新採用が語る「建築職」(令和4年12月2日)
【建築職シリーズ②】地域振興局と県庁からみる「建築職」(令和4年12月5日)

そんな幅広い業務の中で、今回は私が現在所属している土木部「営繕課」の担当業務について紹介したいと思います!

営繕とは…

そもそも「営繕」という言葉自体聞き慣れないですよね…。ネットで調べると「営造と修繕」のことを指すそうです。要するに営繕課は「建物の新築・増築・修繕・模様替えを行う」部署になります。
職員の私たちは、施工業者に発注した工事が、設計図面や仕様書のとおり進んでいるかチェックする、「工事監理」の業務を主に行っています。
業務のイメージがし易いよう、私が担当している工事の監理業務について、いくつかご紹介します‼

工事監理の現場へようこそ‼

はじめて経験する杭工事!?

この日は、公立高校に増築するエレベーター棟の杭打ち工事に立会いました。事前に施工者から提出された施工計画書を読み込んで、いざ立会い‼︎初めて経験する杭工事…。事前に頭では理解したつもりでも、現場は分からないことだらけ…。
分からなければ聞くしかない‼ということで、施工者や職人さんに質問し、教えてもらいながら、必要な深さ・精度で杭の打ち込みが完了したことを確認しました。

図面の仕様通りの杭が搬入されたかチェック
施工計画書の通り進んでいるか現場確認

外壁の補修…思っていたよりも…

この日は、別の公立高校の外壁の劣化状況の確認及び補修方法の検討のため現場に立会いへ行きました。外壁の状態が当初の想定よりも劣化しており、専門業者と相談しながら補修方法について再検討…。現場で検討した内容を、一度県庁に持ち帰り、先輩職員や上司と相談した上で、仕上がりや工期、コスト等を総合的に判断し、補修方法を決定しました。

外壁の劣化状況や補修方法を確認中

標高約1,800m⁈山小屋の改修

最後に非常に稀な現場のお話です!私が採用4年目の頃、胎内市の門内岳という山にある避難小屋の改修に携わる機会がありました。この避難小屋は、なんと標高約1,800mに位置…。現場までは片道7時間30分の登山…。経験したことのない環境下の現場にどきどき…。幸い施工期間中は天候にも恵まれ、工事の完了検査でもきれいな仕上がりを確認できて一安心。

避難小屋の屋根と外壁を修繕完了!
図面通りの仕上がりを確認!

このように、工事の内容は多種多様!一つとして同じ現場はありません。まさに一期一会!笑。図面を眺めていても分からないことが、現場にはたくさんあります。フットワーク軽く、積極的に現地に行くことの重要性について、日々感じています。

番外編~業務時間外の過ごし方~

ここからは番外編ということで、私の業務時間外の過ごし方についてご紹介します。

昼休みはスポーツ‼

先輩のお姉さん職員からお誘いをいただき、週1でバレーやバスケをして体を動かしています‼︎参加者は部署も年齢も運動神経もバラバラ!最高の気分転換です!

この日は14人!?も集まり運動不足の解消へ

終業後は自己研鑽…

毎年10月初旬は一級建築士試験の製図試験があります。実は私自身も受験を控えており、特に製図の課題発表がされる8月~10月にかけては追い込みの時期で、仕事終わりは即帰宅して机に向かっていました…。
業務にも活かせる資格のため、私の周りの若手職員たちも受験している人が多い印象です。

連休は旅行へ‼

実は私、新採用から2年間は佐渡地域整備部の建築課に配属され、島暮らししておりました!そこでの暮らしが最高に楽しくて、県庁配属になった今でも、年4回は遊びに行っています。もうすぐ世界遺産に⁉︎なんて話もありますので、観光客で混む前にトキに会いに行ってはいかがでしょうか!

佐渡で暮らしていた時に堪能したグルメの一部

いかがでしたでしょうか。私は県庁の建築職員を一言で表すと「建物のジェネラリスト」だと思います。
企画・設計・施工・竣工・運用・修繕・解体までの「建物の生涯」全てに関わることができる職業は、他にはないと思っています。
段々と興味が湧いてきたのではないでしょうか?笑。
私も後輩がたくさん欲しい‼ので、ぜひ一緒に働きませんか??


「建物のジェネラリスト」、かっこいい響きです。
一つとして同じ現場はないということも建築職の醍醐味ですね。
建物の一生を任される建築職の存在が、県民のみなさまに安心して県有施設を利用していただくことに繋がっているのだと感じました。
Mさん、ありがとうございました!

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