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採用活動本番の前に知りたい!学生に響く会社説明会のポイント

皆様採用活動は順調でしょうか?

今回は、これから採用活動の本番を迎え、ますます増えていく会社説明会のポイントをお伝えします。
ぜひ参考にしていただき、実践いただけましたら嬉しく思います。


1 会社説明会の前に

■どのフェーズの学生か、しっかり見極める

会社説明会は、大きく分けると2つあります。
合同企業説明会と個別企業説明会です。

まず、この2つを同じものととらえてはいけません。
似ていますが、参加する学生のフェーズが違います。
 
合同企業説明会は、自社についてその場で初めて知るという学生に情報を届けることが多いです。
一方、個別企業説明会は、ある程度その企業(少なくとも業界)に興味を持った学生が参加するケースが多くなります。
 
したがって、合同企業説明会では、自社を知らない、あるいは自社への関心がまだ低い学生を想定し、認知や関心を高めるのに必要な要素を提供できるよう、準備をしておくことが不可欠です。

会社説明会参加者のイメージ

2 合同企業説明会で必要な要素とは

■会社の雰囲気を伝える

合同企業説明会は、企業と学生のファーストコンタクトとなるケースが多いため、その場で応募につなげることを考えるよりは、まずは次のステップ(個別企業説明会など)に来てもらうという意識を持つことが重要になります。
つまり、説明会の内容や、企業の魅力をアピールするのはもちろん大切ですが、何より重要なのは、「雰囲気良さそう!」「面白そう!」という印象を持ってもらうことです。

■聞く土壌を作る

学生とのファーストコンタクトとなるケースが多いため、その場は「初めまして」から始まることになります。
そこでは、「学生は緊張している」ということを念頭に話を進めることが大切です(企業側も緊張しているかもしれませんが)。
 
そこで取り入れていただきたいのが「アイスブレイク」です。
アイスブレイクのやり方は様々ですが、ここでは、2つ紹介します。
①    自己紹介と共通点探し
まずは、これから説明する担当者が誰で、どんな人かを伝えるのが重要です。
そして、ただ紹介するのではなく、共通点を探すのが効果的です。
例えば、「私と同じ○○市出身の人はいますか?」など、自身の出身地と紐づけるやり方があります。同じ出身地の人がいれば、そのまま話を膨らませばいいですし、いなければ、参加している学生の出身地がどこかを聞きながら、地域の話をするのも盛り上がります。
 
②    いかに身近な存在かを知ってもらう
BtoCでCMなども放映している企業様であれば、学生が興味を持って来てくれるケースもありますが、合同企業説明会で苦戦されている企業様の多くは、「学生が自社の事を知らない」という状態からのスタートになることも多いと思います。
 
BtoBの企業様であれば、学生認知が低いことも多々あります。まずは自社の商品や、製品、施工実績などを紹介し、日常生活のどこで利用されているのかなどをお伝えするのが効果的です。
製造業であれば、身近な最終製品に使用されていることをPRすると良いと思います。例えば「スマートフォンのここに使われています」というように紹介すると、学生にイメージしてもらいやすくなります。
建設業であれば「多くの方が利用されている国道○○号線を弊社が施工しました!」というように施工実績を紹介すると、身近に感じてもらいやすいです。
今まで知らなかっただけで、身近に関わっていたと分かれば、親近感が湧くものです。そこを利用していけると良いと思います。

3 説明会で終わりにしない

■合同企業説明会で終わらせない

ここまで、説明会に必要な要素についてお伝えしてきましたが、説明会の立ち位置についても触れておきたいと思います。
企業様の中には、「合同企業説明会で学生と接点を持つことが何より重要!」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
しかし、本当に大事なのは「採用数であり、内定数であり、応募数」になります。つまり、合同企業説明会でどれだけの接点があっても、応募がなければ意味はありません。
 
もちろん、合同企業説明会での接点数は重要ですが、
・合同企業説明会で100名に参加してもらった。でも応募は0名。
・合同企業説明会で10名に参加してもらった。応募は5名。
この2つの例を見れば、接点数よりも、「いかに次に繋げるか」が大事であることがお分かりいただけると思います。

次の会社の採用関係のイベントの案内でも良いですし、個別企業説明会の案内でも良いので、合同企業説明会での接点を、その場で終わらせないためのフォローを心がけましょう。
また、合同企業説明会で自社に興味を持ってくれた学生がさらに情報収集できるよう、企業のWebページなど、オウンドメディアを活用することも重要になります。

■次に繋げるための最後の言葉

説明会の最後に、自分なりのメッセージを学生にお話しすることも効果的と考えられます。
単に「ご清聴ありがとうございました!」「個別企業説明会に来てね~」という話だけでなく、学生の印象に残るような話をしてみましょう。
例えば、「○○株式会社はどんな会社ですかと聞かれることがあります。私は××な会社だと思います。人事担当としてではなく、イチ社会人の先輩として、××と思える会社を選んでほしいと思います!」というようなことです。
他にも、ご自身の座右の銘などでもいいと思います。大事なのは、「人事担当としてではなく、イチ社会人の先輩として」のメッセージを伝えることです。
合同企業説明会において、人事担当者からの話はもちろん重要です。一方で、学生にとっては、「人事担当者の話だけでは応募するか決めにくい」というのもまた事実です。
したがって、人事担当とは切り離したメッセージを伝えるのは、非常に効果的だと考えています。
説明会の最後の印象を色濃くすることで、企業全体のイメージも濃くできることが期待できます。
 
 
いかがでしたでしょうか。今後、説明会を行うケースが増えてくると思います。ただの会社紹介、会社概要の説明に留まらず、学生に印象を残しながら、「次に繋げる」ことを意識していただくだけでも、説明会のあり方は変わってくると思います。
参考になる点がありましたら、ぜひ実践してみてください!

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