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人事委員会ブログ(令和4年10月7日)決算書にはドラマがある~経営分析研修のお話~

お久しぶりです。担当Sです。
いきなり私事で恐縮ですが、9月23日の県庁ナイトマルシェ、楽しみました!若手職員中心の公民連携の取り組みが素晴らしい、尊敬です。(新潟県公民連携PJ:一番下にリンク張ってます。よろしければぜひ。)

ところで、今年の人事委員会ブログは、県職員の中でも専門的な分野の方々を沢山紹介していますが、お楽しみいただいていますか?
そういう状況の中、久しく出番が回ってこないため若干さみしかったのですが。(心の中ではいつでもバッターボックス立てる気持ちでいたんですけどね笑)
今回は、県庁で行っている内部研修で、私が以前に参加した「経営分析研修」について少しお話します。

決算書にはドラマがある

もともと、税金の業務をしている時代、企業の決算書を見る機会があり、その時は全く会計知識を持ち合わせておらず、ちんぷんかんぷんでした。

当時の上司の指南もあり、独学で会計の基礎などを学んでようやく少し読めるぐらいになりました。
1年間の経営状況を反映するシンプルな数字なのに、企業の特色が反映されているなんて、すごい!面白い!と。数字の見方が分かるとその企業への興味に変わっていきました。

「決算書って読み物、ドラマがある!」と(勝手ながら)感じました。

発見の連続だった講義

税金から離れた職場でこの研修のことを知り、興味を深堀りしたいと思い受講しました。

○研修内容 →簿記、会計、財務諸表の分析方法の講義
○目標   →企業の経済活動を経営的な視点から理解・判断できる能力や
       経営状況の分析能力の向上

1か月に1、2度の計9回の講義、そして最後に待つ成果発表会。
簿記の基礎の講義から始まり、実際の新潟県内の企業の有価証券報告書(100ページ以上!)を収益性、安全性、生産性の各指標にあてはめつつ、特徴を学んでいきます。
業態により収益モデルが全く違ったり、もともと本業が有名なのかと思いきや本業以外で収益特性があることに驚いたり。新たな発見の連続でした。
講師の先生の話も面白くて、毎回講義があっという間。

苦労した点といえば、とにかく語句の漢字が多くて間違えやすかったことでしょうか笑(ex:売上高経常利益率)

1回目は顔合わせ、簿記の基本を復習。
2回目以降は企業の決算書(貸借対照表、損益計算書、
キャッシュフロー計算書など)を説明を受けながら
分析していきます。
講義の中には一般職員が参加できる地方公会計制度の講座も。
最後の2回は選定した分析企業のグループ演習。
講師の前で発表リハーサルをし、フィードバックをもとに
最終の発表会にのぞみます。

チーム力やプレゼン力も試される

2発表会に向けて、3,4人が1チームになり、分析企業を選定、チーム内で分析の分担、結果を話し合い、発表ポイント、プレゼン資料をまとめていきます。(ちなみに私たちのチームではSニ―とM菱電気を比較しました。Sニーに興味あったからだったかな・・・?)

業務以外のところで、チームで一つのものを作り上げる経験と、成果発表のプレゼン力も試される貴重な体験となりました。勤務時間外に18階の休憩スペースに集まって、延々話し合った記憶がよみがえります。

発表を終えて。とにかく濃い研修期間でした!

自分の強みを見つける&磨く

決算書を少し読める程度でも十分理解でき、かつ専門的な知識を学んで実践に活かせるスキルの取得という点でお勧めな研修です。

県庁内で実施している各種研修は、自分の強みに磨きをかけ、仲間と一緒にスキルアップできるものが満載です。研修中は大変かもしれませんが、やり遂げる充実感と、仕事への意欲向上、周りへも宣伝したくなっていい影響が生まれるんですよ。
県職員になったらぜひチャレンジしてもらいたいと思います!

☆冒頭の「公民連携PJ」はこちら↓をご覧ください!新潟県の若手職員も頑張っています。

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