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「道路交通の安全・円滑を提供する」交通工学の仕事(令和5年10月6日)

こんにちは!本日は警察職員である「交通工学」についてご紹介します!「交通工学」という職種は、人事委員会ブログでは初登場です✨

■ 交通工学を選んだきっかけ

私は鉄道や道路・信号機といった交通全般に興味があり、大学では交通信号制御・交通流分野を専攻していました。就職活動を行っているとき、「交通工学」の採用を大学教授からの紹介や県の採用ホームページで知り、今まで興味を持って勉強してきた知識を実際の道路交通に反映できる魅力に惹かれて「交通工学」を目指しました。

■ 交通工学の職場

現在、警察本部交通部交通規制課の交通管制センターで勤務をしており、建物2階分に相当する巨大モニターがあるのが特徴です。
私は主に、道路や交差点が拡幅されたときに既設の信号機を移設する業務や交通量の変化による信号機の切替時間の見直しを担当しています。そのほか、信号機の整備・維持管理、新システムの導入、交通流の監視などの業務も交通管制センターで行っています。
信号機の整備・運用には交通工学の知識だけでなく、道路交通法や会計手続き等、様々な知識が必要なため、交通管制センターでは技術職員だけでなく、警察官や警察事務職員とチーム一丸となって業務を行っています。( ^^)/\(^^ )

■ 交通工学はこんな仕事

信号機の設計・実査

信号機のケーブルの長さを計測しているところです。信号機工事を行う前に現地を実査し、信号機の設置位置や信号灯器の視認性などを確認します。交通量が多い道路での実査もあるため、反射材やヘルメットを着用し、交通事故に注意しながら作業を行います。
実査で得た情報は信号機工事の設計図の作成、打合せ時の指示事項などで使います。
Point! 実査の際は新潟県内各地に行くため、お昼は県内各地のお店で食べることが多く、おいしいご飯処を知れます!😋

信号機工事の打合せ

信号機工事の業者さんと打合せを行っているところです。信号機の工事時期や設置方法など具体的な打合せを行っています。信号機工事で悩むこともありますが、上司・先輩や業者さんからアドバイスをもらい、より良いものが出来上がるように工事を進めていきます。

信号機のサイクルの見直し

バイパスの開通やショッピングモールの出店などにより交通量が変化することがあります。信号制御盤を操作して、交通量に適した青時間が表示されるようサイクルの見直しを行っています。

交通流監視業務

交通事故が発生し、管轄署と交通規制について無線連絡を行っているところです。交通の障害となるような事案が発生した際に、各管轄署から交通規制状況、渋滞状況等の情報を聴取し、道路交通情報板やカーナビゲーション、道路交通情報センターのラジオ放送を通じてドライバーへ交通情報を提供します。

■ 最後に

信号機をはじめとする交通安全施設は不特定多数の方が利用するため、その分責任感は大きい仕事です。しかし、自分が計画・発注した信号機が実際に使われているのを見たり、道路交通の流れがスムーズになったのを実感したときは非常にやりがいを感じます。✨
新潟県の「道路交通の安全・円滑を提供する」ため一緒に働いてみませんか。


いかがでしたか?正直、私自身も初めて「交通工学」の方の仕事を知りました!道路や信号機など私たちの暮らしと密接にかかわる重要な仕事であることを知っていただけたのではないでしょうか。
県内の交通状況などがリアルタイムで見られる巨大モニター、見学もできるようですので、ご興味のある方はぜひ(^^)/
詳しくはこちらをご確認ください。

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