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人事委員会ブログ(令和4年11月4日) もはや若手ではない採用担当Tの若手政策提案史

みなさん、こんにちは! 現在妊娠中の妻と少しでも一緒にいられるように、絶賛ノー残業期間中の採用担当Tです。

さて今回は、先日報告会が行われた「若手職員による政策提案事業」をテーマに書きたいと思います。この事業については、昨年度のブログでも紹介しているので細かい説明は省略。
縁あってこの事業に3年連続で参加しているので、今回はこれまで携わった提案を紹介しながら、職員がこの事業に取り組む思いの一端をご紹介したいと思います。
各提案のプレゼン資料も添付するので、興味のある方はぜひご一読を。

令和2年度提案:新潟県庁「プランBチーム」の創設

提案スライド(抜粋)
提案スライド(抜粋)

初参加のこの年、県庁に対して同じ問題意識を抱いていた民間派遣経験者3人でチームを組み、全員が異動初年度で慌ただしい日々であったにも関わらず、チャレンジすることに決めました。

この年の提案で大事にしていたのは、とにかく思いを伝えること。県庁を外から見て抱いた思いを、自分たちと同じ派遣経験者だけでなく民間企業の社員の皆さんからも話を伺ってしっかりと訴えようと必死でした。今になって当時のプレゼン資料を振り返ると、理屈やバックデータが足りな過ぎて恥ずかしくなりますが、自分たちらしい提案で好きだなぁと改めて感じます。

審査員からいただいた「やや自身の思いが先行している感は否めないが、県庁内外の声を丁寧にひろい、あえて提案するそのチャレンジングな姿勢を評価したい。」というコメントはとても印象に残っています。
大変だったけど楽しかった!

令和3年度提案:職員採用試験における受験者増加の方策

提案スライド(抜粋)

この年の提案では、「あるべき姿」と「実現できる姿」の間でたくさん悩んだなぁというのが正直な感想です。私自身が、“提案する側”と“提案される側”のどちらの立場にもいたということもありますが、県庁内で何かを変えたり、新しいことを始めるって本当に大変だなぁと改めて実感した経験でした。

担当者の立場だけだと、細かい部分まで現実を知っているが故に、どうしても思考が硬直化してしまいがちです。そんな時に、全く別の視点を持つ人たちとディスカッションを繰り返しながら、「あるべき姿」を追求することはものすごく大事なことです。それができるのが、若手政策提案事業なんだと思います。
この年も、大変だったけど楽しかった!

令和4年度提案:始動!新潟県庁「みらい・ひと・しごとプロジェクト」~自律行動し、成果を上げる職員を育てるための“4つの約束”~

提案スライド(抜粋)

そして今年度は、昨年度からの継続提案。「新潟県の未来のために本当に必要な県職員ってどんな人材?それってどうやったら獲得できるの?」という問題意識に対して、採用・育成・評価という3つの軸で取り組んでいます。

取組にあたって大事にしているのは、できるだけ色々な人と対話すること。若手県職員や県庁内の人事部門はもちろん、県職員退職者やインターン学生、大学有識者等々。その中でも特に印象的だったのは、民間企業から国家公務員に転職したメンバーを中心に、霞が関の未来を考えて取り組んでいる「ソトナカプロジェクト」メンバーとの出会いです。(プロジェクトの詳しい情報はソトナカプロジェクト公式noteをご覧ください。)メンバーからいただいた金言の数々は、提案スライドP15参照!

ソトナカプロジェクトメンバーとのオンラインミーティング風景

多分、この取組がなければ出会えなかったり、深く対話できなかったであろう方がたくさんいた今年の提案。
今までで一番大変だったけど、一番楽しかった!

さいごに

この3年間の私の提案活動を振り返ってきたわけですが、肝心の実現状況はどうなのかというと…。

R2提案の「プランBチーム」の発想は今も私の仕事のやり方に活かされていて、自分には解決できない課題に直面した時にいつでも相談できる“個人的プランBチーム”をいくつか抱えながら仕事をするようにしています。例えば、チラシ作りが得意なチームとか。
R3提案の採用施策については、先行実施枠試験やSNSを活用した発信など色々と実現していますし、R4提案も実現に向けて関係部局と具体的に対話を続けています。

私にとって若手政策提案事業は、提案そのものよりも、その検討過程や実現過程で得られる出会いやチャレンジ経験、葛藤や(ほんの少しの)成功体験にこそ価値があるものです。

このブログを読んでいる“思い先行型チャレンジング人材”の皆さん、県職員採用試験&若手政策提案へのエントリーを心よりお待ちしております。

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