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動物愛護・食品衛生・環境衛生 公務員獣医師のおしごと vol.2

こんにちは、採用担当Gです!
前回に引き続き、今回も「公務員獣医師」のお仕事についてです🐈💉
今回は、佐渡健康福祉環境部で働いているTさんに、お話を伺ってみたいと思います!
それではTさん、よろしくお願いします!

前回の記事をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ!👇



●はじめに

こんにちは!私は保健所で勤務している獣医師です。

獣医師を目指している学生さんであれば、公務員獣医師のうち動物愛護センター、食肉衛生検査センターや家畜保健衛生所で働く獣医師はイメージしやすいと思います。
イメージできない方は過去のブログもありますので、ぜひそちらを参照してください↓

食肉衛生検査センター:「食の安全・安心を提供」獣医師の仕事(令和5年6月30日)
 家畜保健衛生所:「畜産を守る」「食を守る」獣医師の仕事(令和5年6月23日)
 動物愛護センター:獣医師の仕事にやりがいを感じる瞬間(令和4年6月3日)

さて、ここでは保健所での獣医師の仕事を紹介します。
「獣医師」という資格があると、保健所では様々な業務に携わることになります。

●動物愛護・管理

「新しく猫を飼いたいのですが保護猫はいますか?」「野良猫の手術をしてあげたいんです」「飼い犬がよく吠えて困っているんです」などなど・・・

保健所では一般の方から様々な相談を受けます。
動物に関する業務は、動物愛護センターというイメージがあるかもしれませんが、保健所も協力して業務に当たります。というより最初に保健所に相談が来ることが多いかもしれません。
そんな時、獣医師として助言をしてあげると、喜ばれることもあります。
中には動物を収容している保健所もありますので、日々の動物の健康管理・譲渡までを考えると獣医師の役割は大きいものとなります。

譲渡会の様子です


●食品衛生

「新しく飲食店をやりたいのですが、手続きを教えてください」
「来月行われるイベントで食品を販売したいんです」
「新製品を考えたので、この食品表示でいいか確認してもらえますか?」

新しく食品営業を行う際には保健所を介することがほとんどです。
また、営業を始めた後も、定期的な施設巡回や講習会を行い、衛生指導を行っています。
保健所で勤務すれば、誰よりもその地域のお店やイベント情報に詳しくなれます 笑
というのは置いといて・・・

衛生指導を行う際にネックになるのが、健康被害を起こしうる危害に関する知識です。

特に獣医師は学生時代からウイルス、細菌、寄生虫などの病原微生物に関する知識を勉強しますので、大きな強みとなります(え?私?学生時代は単位のためにしか勉強してませんでしたが、働いてから覚えなおしたので大丈夫です! 笑)


イベント現地確認(右が私です)


講習会の様子

●生活衛生

「サウナだけの施設を建てたいんです」
「全てリモートで対応する宿泊施設を始めてみたいんです」
「床屋とヘアサロンを併設したいんですよね」
「ロッカーを使って無人でクリーニングの受付することってできますか?」

昨今、新しい営業業態の相談が多くあります。その度に頭を悩ますことになりますが・・・ 笑
生活衛生の営業許可も保健所を介することがほとんどですので、様々な情報が入ってきます。
ICT機器の発展により「そんな手法があるのか!」と驚くこともしばしば。
現地確認時には「ここが客室なんですね~。採光や換気はどうしてますか?(お~スイートルームは豪華だな~)」と仕事をしつつ、心の中で役得♪役得♪と思ってしまうことも 笑

生活衛生の指導に関しても、上述の衛生に関する知識だけでなく、衛生動物(虫、ダニ、ねずみなど)の知識も重要です(食品衛生もですが)。最近はトコジラミの話題がホットです。

●プライベート

「県職員になると異動があって大変ですよね」なんて言われることもあります。
ですが、行く土地行く土地で新しい出会いや体験のチャンスがあります!

今の時代、残業せず、就業時間内で仕事を終わらせる!タイパ(タイムパフォーマンス)重視!
休日は基本取りたい時に取れますし、夏季休暇、育児休暇(男性含む)なども充実しています。

そして、プライベートの充実は仕事へのモチベーションにもつながります。
私の場合、山が近い勤務地の時は仕事後にスキー場に行ったり、海が近い勤務地の時は職場の人の船に乗せてもらって釣りをさせてもらったり・・・楽しいことがいっぱいです!

●最後に

よく「保健所の業務って獣医師じゃなくてもできる内容ですよね」と言われることがあります。
確かに単純に業務をこなすだけならできるかもしれません。
しかし、獣医師ならではの視点を付加価値としてつけることで、よりよい県民サービスにつながり、ひいては相談者・営業者との信頼関係にもつながります。
また、獣医師にも得意分野・苦手分野があり心配だと思いますが、全て一人で行う必要はありません
職場の様々な分野のメンバーで一丸となって対応していきます。

興味を持たれた方、新潟県で一緒に働きませんか?お待ちしております!

ホントの最後に・・・
新潟県では、獣医師専用の採用案内ページを作っています。
 ☞詳しくはこちらをご覧ください:新潟県獣医師採用案内

ここまで読んでくださってありがとうございました!


Tさん、ありがとうございました!
保健所でのお仕事は本当に多岐にわたりますが、獣医師の専門的な視点を活かして日々ご活躍されているんですね!
プライベートも充実されていて、充実している日々を送っていることが伝わってきます☺
Tさんのこれからのご活躍を期待しています!

●1Dayオープン・県庁で獣医師の仕事に触れてみませんか?

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